地震や台風で犬と一緒に避難所に行くのはOK? 迷惑なの?


 

 こんにちは、ドキシーボーイです。さて、最近地震や台風の被害が多いですね。日本では、これらの被害が多いので、被災した時にどこに避難するのかは、事前にしっかりと確認しておく必要があります。それと同時に、犬を飼っている方が実際に避難する場合に困るのは、やはり愛犬をどうするかですね。

 

 ちなみに、東日本大震災では津波の被害が大きかったこともあり、避難できなかった犬が福島県だけでも約2,500頭亡くなってしまったという報告もありました。さらに、ケガをしてしまった犬や飼い主と離ればなれになってしまった犬の数も含めると、本当に数多くのワンちゃんが被害を受けたそうです。

 

 ということで、もちろん人命も大切ですが、ペットも家族と同じ大切な命ですから、出来れば一緒に安全な場所に避難したいですね。ですが、いざ災害という大変な時には、”避難所に愛犬を連れていっても良いのかな? 迷惑かけないかな?” ということを考えてしまいます。

 

 そこで今回は、台風や地震などで被災した際に、愛犬はどうすればよいのか?という部分を始めとして、一緒に避難所に避難しても良いのか?という気になる部分についても、詳しく調べてみることにしました。

 

 災害時に愛犬とどうやって避難するのかを、これまで一度も考えたことがない人などは要チェックですよ! ぜひ最後までご覧ください!

 

このページの目次

地震や台風などの災害の避難の時に愛犬はどうする?


 

 さて、まずは地震や台風などの被害を受けて、すぐに避難しないといけない時に、愛犬をどうすれば良いのかを具体的に考えていきましょう。

 

 まず、東日本大震災を受けて、2013年に環境省が「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」を発表したのをご存知ですか? このガイドラインには、災害時にはペットと共に同行避難することを原則とすることが明記されました。

 

 この背景には、震災によってペットと離ればなれになる人が多かったことや、ペットとして飼われていた動物が放浪してその地域で繁殖してしまい、住民の衛生環境の悪化や安全性が懸念されるという点があったそうです。

 

 つまり、動物愛護の面と地域住民の生活環境保全という面から、災害時にはペットと同行避難するべきであるということですね。それと、このガイドラインには、ペットの同行避難時に備えた準備や対策を、普段から飼い主が行うべきであるということも記されています。

 

 では、ペットとの避難時に備えた準備や対策とはどんなものがあるのでしょうか? 次項ではこちらについて確認していきましょう。

 

避難所で愛犬が迷惑をかけないための準備や対策とは?


 

 まず、台風や地震が起こって避難所に向かう際ですが、基本的には犬の移動にはキャリーケース(バッグ)やクレートを利用します。

 

 ちなみに、中には”リードを使って犬に歩かせたりしたり、自分が抱っこして避難したらダメなの?”と思われる方もいらっしゃると思いますが、避難時にガラス片などの危険物があって、愛犬にケガをさせてしまうこともあるかもしれませんのでオススメしません。

 

 さらに、避難している時の混乱で、誤って犬が逃げ出してしまうことも考えられます。そういった意味で、常にキャリーケース(バッグ)やクレートに入れて移動することが、最も安全な避難方法と言えるのではないでしょうか?

 

 ちなみに、基本的には避難所でもキャリーケースやクレートに愛犬を入れることになります。(固いクレートの方が良いでしょうね。) なぜなら、犬が飼い主から離れたりして、周りに迷惑をかけないようにする為ですね。なので、普段からこれらのものに愛犬を慣れさせておくことが必要です。


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 それと、避難所では犬の鳴き声やトイレなどでトラブルになることも考えられます。なので、こちらについても普段から最低限のしつけをしておき、飼い主の言うことをしっかりと聞けるという状態にしておきましょう。

 

 また、避難所ではその他の同行避難してきたペットたちと共に過ごすことになります。そうなると、ウィルス性の病気にかかってしまうリスクが高まりますので、ワクチンの接種などの病気の予防も普段から必要になりますね。

 

 さらに、避難所では愛犬も普段と違う環境にストレスが溜まってしまい、食欲が無くなってしまう犬もいるそうです。それに、避難所での生活が長期化した時には、普段食べているドッグフードが手に入らないことも考えられます。

 

 特に、手作り食に慣れているワンちゃんには、過酷な状況になってしまうということです。そういった状況でも愛犬にしっかりとエサを食べてもらうために、事前にいろんなドッグフードを試しておくのも良いかもしれませんね。好き嫌いなく食べさせるのが理想かと思います。

 

 もちろん、いつ起こってもおかしくない地震などの災害に備えて、犬用の防災グッズも準備しておきましょう。ちなみに、フードや水は最低でも3日~5日分は用意しておいた方が良いそうですよ。


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台風や地震での愛犬との同行避難についての記事-おわりに-

 

 さて今回は、台風や地震などで被災した際に、愛犬をどうすれば良いのかについてお伝えしてきましたが、いかがでしたか? 東日本大震災以降に、ペットとの同行避難が原則となったのですが、それと同時に普段からのペットとの避難に備えた準備が必要ということでしたね。

 

 具体的には、避難所で迷惑をかけないようにしつけをしっかりしておくことやゲージに慣れさせておくこと、さらにはワクチンでの病気の予防や愛犬の食事の面での配慮も必要です。

 

 また、地方自治体によって同行避難に関して先進的に取り組んでいるところもあればそうでないところもあります。なので、まずはお住まいの災害時の避難マニュアルなどを確認してみて下さいね。

 

 では最後に、熊本の震災でペット連れで避難した人たちに関するニュース動画を発見しましたので、こちらをご紹介してこの記事の締めとさせていただきます。

 

 ペットとの同行避難が原則とはいえ、避難所によってはなかなか理解が得られないところもあるということですね。やはり、ペットの安全も考えると飼い主としてのしっかりとした日頃の準備が必要です。(Youtube/ ANNnewsCHより)

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 数人のライターが「ドキシーボーイ」と「ドキシーガール」を名乗り、このブログの管理人である"マルPAPA"の情報発信のお手伝いとして、犬関連の豆知識やお役立ち情報(主にダックスフンド)、最新の犬トレンド情報やイベント情報などを、交互に寄稿しています! (最後に、読者の方が読みやすいように、編集スタッフが文章と構成を統一化してからアップロードしています。)
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