犬にアロマ! リラックス効果は? 危険(禁忌)な精油は!?
こんにちは、ドキシーガールです。さて、筆者はむかし室内犬を飼っていましたが、この犬が留守番がヘタで、私が留守にするといつもキャンキャン鳴いて叫ぶ犬でした。あまりにも鳴くので、ご近所には迷惑かけるしで大変だった記憶があります。
でも不思議と、一旦散歩に出ると大人しくなるんですよね。“なんだ、散歩目的で鳴いていたんだ”と思ったのですが、今考えると結構ストレスが溜まっていた犬だったのかも知れません。もっと散歩に連れて行ってあげられなかったのかと、今でも後悔します。
そして、あれから十数年の時が過ぎ、最近犬がアロマを使ってリラックスできるという事を知りました。”ん? これって人間と一緒じゃないか?”と思い、それが何だかとても気になったので、この犬のアロマについて詳しく調べてみることに。
そうしたら、色々な犬用のアロマがあるではありませんか! かなり驚きましたね。 ですが、中には禁忌とされるような危険な精油などもあるという事が分かったので、さっそく今から皆さんにもご紹介させて頂きますね。ではスタート!
このページの目次
犬用のアロマが広まったきっかけとは? 口コミ・感想は?
さて、人間にアロマセラピーがあるのと同様に、犬にもアロマセラピーがあるという事が今回の調べで分かりましたが、この犬用アロマは人間よりもはるかに歴史が浅く、最近になって広まったそうです。
歴史的には、1993年にフランスの自然療法士「ネリ―・グロシャン」という人がアロマの本を出版して、日本語訳では2000年に「動物のためのアロマテラピー」として出版されたのがキッカケで、”日本でも犬にアロマを使用してみよう”という動きが出てきたそうです。
さらに、その後アロマセラピストや獣医さんなどが実験を重ねたり、ネットやテレビなどの媒体などで、海外からの犬用アロマ情報も日本で度々紹介されるようになり、そこから日本でも広く知られ普及するようになって行きました。
ちなみに、アロマは植物から採る香りの成分(精油・エッセンシャルオイル)を使っているので、健康維持や美容に非常に良いとされています。このアロマの効果が出るのは、人間も犬も同じだそうです。具体的な効果は以下のとおりとなっています。
- ・嗅覚を通じ神経を刺激して、心と体に作用。
- ・吸入することにより鼻と喉の粘膜を刺激し、さらに肺から血管そして全身に作用。
- ・皮膚へ直接塗ることにより皮膚表面に作用し、皮膚から血管に入り全身に作用。
- ・内服して消化器官から血管へ入り全身に作用。
これらの経路で、犬も人間と同じような効果が期待されます。ちなみに、内服についてですが、犬は人間よりも体が小さいので、用量に気をつけた方が良いようです。
それと、ツイッター上でも実際に愛犬に対してアロマを使ったり、アロマ情報を発信している人が増えているようで、いくつか関連のつぶやきがありました。
※以下Twitter参考ツイートを一部引用
アダムくん、イヴちゃん、ノエルちゃん(^^)
人見知りで犬見知りな美男美女の三兄弟(・∀・)
末っ子ノエルちゃんを盾に、お兄ちゃんお姉ちゃんが隠れようとしてました( °∀° )/笑
アロマと泡風呂、気持ち良かったね( ¨̮ )♡ pic.twitter.com/gF9SprZp9Q— Dog salon_Geihinkan (@kitaku_salon) September 10, 2016
母の日のお買い物のついでに、こんなものを試しに買ってみた。リラックス効果があるらしい犬用アロマ(笑) pic.twitter.com/6kVNaqu5NW
— つくもとテオ (@awawachihuahua) May 8, 2016
https://twitter.com/wancolabo/status/775602410794344448
https://twitter.com/wancolabo/status/769334598295707648
犬にアロマ! リラックス効果の他にどういった効果がある?
さて前項では、犬にアロマを使うのは、人間同様に用法や用量を守れば良いという事が分かりましたが、ここではその効果についてもう少し掘下げて見ましょう。犬にとってどのように良いのかと言うと、アロマはかなり幅広い面で効果をもたらしてくれるようですよ。
例えば、香りを嗅がせるアロマは、犬がイライラして落ち着きが無い時や、不安で飛びついたりおびえたり吠える時、またはお漏らしをしてしまうなど、行動を鎮静化させる時に用いると良いとされています。
具体的には、副交感神経を優位にするアロマを使い、それらの問題行動を改善することができるようです。(以下関連商品)
※DOG AROMA mist Stop! barking/無駄吠え防止 50ml
また、それとは逆に、交感神経を優位にするアロマなどを使うと、活力回復で元気にさせて、心のバランスを整えると同時にストレス解消になり、問題行動が少なくなるようですね。
その他にも、集中力を上げさせたりする効果のあるアロマなどもあるようですよ。特に競技に出場する犬や救助犬、探知犬などは、このようなアロマを利用すると良いようです。(以下関連商品)
※DOG AROMA mist Energy On!/ワンちゃんの気力・活力回復
また、高齢犬の痴呆症防止にも役立つような、記憶力を高める作用のあるアロマなどもあるようですね。
※DOG AROMA フォーエバーヤング/シニア期の老化防止対策に!
あと、皮膚に塗るアロマなどは、皮膚病や被毛などの肌のトラブルに効果的です。例えば皮膚炎や外耳炎などで起こる炎症・かゆみ・湿疹が出た場合は、その症状を軽くするそうです。細菌や真菌の繁殖を抑えて予防にもなります。また傷口や手術の後を早く回復させるサポートをしたりもします。
さらに、虫よけにも良いアロマなどもあります。蚊やノミ・ダニが苦手な香りを使うことによって、これらが付きにくくなるそうです。なので、散歩の時などは、このようなアロマをワンちゃんの洋服や身体などに振ってあげると良いですね。
※A.P.D.C. ニーム&シトロネラ虫除けスプレー 125ml
その他にも、車での外出時の車酔い対策のアロマや、一人でお留守番する際に不安を和らげて眠りを誘うようなアロマなどもありました。
※DOG AROMA mist Go! Go! drive/乗り物酔い
※DOG AROMA missing you/お留守番時のストレスの緩和に
という訳で、以上、犬の問題行動を抑えたい時や元気を取り戻したい時、更に痴呆防止やノミ・ダニ対策など、お悩み別にアロマをいくつかご紹介させて頂きました。
犬に良いアロマの種類は? 危険(禁忌)な精油ってある?
さて、このように、犬にとって良いアロマとはどんな物かが分かってきましたが、では具体的にどのような種類のアロマが良いのかや、逆に避けるべきアロマはどんな種類のものかなども見ていきましょう。
まず、犬にとって良い効果をもたらしてくれるアロマで代表的なものは、ラベンダーやローズマリー、ユーカリやマージョラム、ジョニパーなどがあります。これらのアロマは、抗菌作用や鎮静作用、免疫力アップや呼吸器系に良いとされています。※以下参考動画(Youtube/)
逆に、犬にはとって禁忌(危険)なアロマですが、こちら良く名前が上がるのが、オレガノやタイム、クローブなどです。特にクローブは殺虫剤の代わりに使うほどの強力なアロマなので、使用するのは避けた方が良いみたいですね。
犬にアロマを使う際に注意する点は? 作り方やテスト方法は?
さて、ここまでくると、犬を飼っている人はさっそくアロマを使ってみたいと思うでしょう。しかし、いくら犬に良いアロマオイルでも、実はそのまま使うのは良くないそうです。
これは何故かと言いますと、犬は人間よりもはるかに嗅覚が良いからですね。犬は人間が嗅ぎつけることの出来ない匂いまで分かるので、それだけ匂いには敏感です。なので、実際に犬にアロマオイルを使う際は、ほんのちょっとで良いという事になります。
それと、人間同様に犬にも好みの香りがあるようなので、それを踏まえて犬のアロマ選びをしましょう。実際に嗅がせてみて嫌がらないものが良いでしょうね。
また、添加物の入ったものを避けて、なるべく天然100%のものを使用すると良いようです。(100均とかで売っているアロマは、合成香料が含まれている可能性があるので、☓です。)
それと、上記に付随して、アロマオイルは原液を使わずにホホバオイルや水などで薄めて使います。具体的には、100ccのホホバオイルや水に対して、アロマオイルは0.5%から1%程度位に留めるようにしましょう。
さらに、実際に使う前にはパッチテストをしてみることをオススメします。これは犬に合うかどうかを試すもので、薄めたアロマオイル1滴を犬のお腹や足など皮膚が薄いところにつけて、約24時間後の反応を見ます。
もしもこれでその部分が赤くなっていたら、すぐに洗い流して下さい。更に、犬に傷や腫瘍などがみられた場合は、一度かかりつけの獣医さんに相談された方がいいと思います。
また、このアロマ自体を使うのを避けるべきワンコなどもいます。それはどういった犬かと言いますと、妊娠予定のある犬や現在妊娠している犬、生後6か月以下の子犬や現在病気にかかっている犬などですね。これらのワンちゃんには使わないでください。
※わんちゃんが喜ぶマッサージ&アロマテラピー―1日20分愛犬の極楽タイム (SEISHUN SUPER BOOKS)
犬のアロマの種類や効果・効能についての記事-終わりに-
さて今回は、犬のアロマのリラックス効果や危険な精油などの情報について調べて書いてみましたが、いかがでしたでしょうか? 筆者はこの記事を書いていて、”現代のストレス社会で、犬も人間と同じく癒しが必要なんだな”と改めて思いました。
それと、犬が人間同様にアロマでリラックス出来る他にも、様々な効果があるという事なども分かりましたが、やはり用法や用量には気をつけないといけませんね。なので、実際に使用する前に、一度愛犬を良く観察するようにしましょう。
とにもかくにも、これを機会にぜひ一度ワンちゃんに対してアロマを試してみてはいかがでしょうか? 犬も飼い主も元気でおだやかに過ごせると良いですね。
という訳で、今回は以上となりますが、最後にアロマと併用すると効果がありそうな、「犬のための音楽」というものをYouTubeで発見しましたので、そちらをご紹介してこの記事の締めとさせて頂きます。
ちなみに、この音楽は4時間近い長い動画ですが、ワンコの睡眠の際に流すと良いのではないでしょうか? 音楽とアロマでワンちゃんがリラックス出来るといいですね。^^