犬のマイクロチップの種類やメーカーは? 登録変更は可能なの?
こんにちは、ドキシーガールです。さて先日、友人のFacebookで”愛犬にマイクロチップ入れてきました!”という気になる投稿を目にしました。
その投稿を見た時は、”あれって確か身体に埋め込むんだっけ?”くらいの事しか分からなかったのですが、その友人に話を聞いてみると、「このマイクロチップを入れておけば、犬が行方不明になって保護された時に、飼い主の元に帰ってくる可能性が高くなる」ということでした。
”う~ん、なんとなく分かるけど、それってどんな仕組みなの?”、それに”マイクロチップってどんな形のを埋め込むの? 犬の健康に悪くない?”という感じでさらに疑問に思ったので、今回はこのマイクロチップについて、詳しく調べてみることにしました。
具体的には、“そもそもマイクロチップとは何か?”という基本的な事や気になる副作用などについてを始めとして、その他にも、マイクロチップの種類と金額や、登録変更の際はどのような手続きをすれば良いか?という部分について、詳しく調べてみることにしました。
このページの目次
マイクロチップとは何!? 犬の身体に副作用の心配は?
さて早速、犬のマイクロチップについて色々と調べて見ることにしました。まず、自分の愛犬に対してこのマイクロチップを入れる理由ですが、これは冒頭でお伝えした通り、ワンちゃんが迷子になった時に、マイクロチップのデータを読み取って、所有者を特定することが出来るからです。
このように書くと、中には”え?、首輪に名前や住所を書いてあるから大丈夫じゃない?” と思われる方もいらっしゃると思いますが、首輪は外れてしまったり、劣化してその文字自体が見えなくなることが考えられますよね。
それに対して、このマイクロチップは一度動物の体内に入れると、一生消えることなく、しっかりと個体識別番号や所有者の情報などがデータとして残り続けます。
そんなマイクロチップですが、長さが約10mmで直径が約1~2mm程度の非常に小さなものですので、犬の体内に入れても、動きの邪魔になったりはしないようです。※以下Twitterより参考画像入りツイートを引用
マイクロチップについて https://t.co/abvQn1z2vY pic.twitter.com/4DmrBo5jAO
— 【お犬のお散歩のプロ】かわいやよい (@sitterkawai) August 13, 2016
それでも、”何か副作用とか出たりしないの?”と心配される方も中にはいらっしゃるかと思いますが、過去の実例からいっても、そういったケースは極稀だそうですね。安全性は極めて高いそうです。
ただし、生後間もない犬の場合は、やはり身体は小さいので、このマイクロチップはすぐに装着をしない方が良いという意見が多いですね。なので、マイクロチップを装着する時期としては、生後6週間以降が望ましいとされているそうですよ。
ちなみに、イギリスでは2016年の4月から、生後8週間以上の飼い犬に対して、マイクロチップを装着することが法律で義務化されています。これは、迷子の飼い犬をしっかりと保護することと、さらには無責任に犬を捨てる飼い主を減らすことを目的にしているそうです。
実際に、毎年10万頭近くの迷子の犬が保護されていることや、野良犬がかなり保護されている事から、こういった法律が施行されたようですね。ちなみに、4月からマイクロチップを導入したところ、そういった犬達が減少傾向にあるというデータなども出ているようです。
それと、現在の日本でも、このマイクロチップの装着を義務化すべきという声が挙がっていますが、その背景にはこういった目的があるんですね。どちらにしても、可哀想なワンちゃんを一匹でも減らすことが目的になっています。
[犬のマイクロチップ] メーカーの種類や金額は?
さて前項では、犬のマイクロチップについての基本的な情報を見てきましたが、ここではメーカーや種類についてや、金額などについて見ていきましょう。
で、早速その調べた結果ですが、まずネット上では、“マイクロチップのメーカーによっては、うまく読み取り機器がデータを読み取ってくれないのでは?”という心配する声などが挙がっていました。
う~ん、確かにそうですよね。やはりどちらかというと、このマイクロチップといえば海外製のイメージが強いですし、読取機との相性などもあると思います。その辺はどうなのでしょうか?
そこで、その辺について更に調べて行くと、まず、日本では4社がマイクロチップの販売をしていて、いずれのメーカーも「ISO11784」という決まった規格のマイクロチップなんだそうです。
この規格のものならば、どのメーカーのマイクロチップでも、しっかりと読み取り機器が情報を拾ってくれるそうなので、特段問題無いということですね。
それと、この4社のメーカーのマイクロチップですが、もちろん各社の性能面で多少の差はありますが、ほとんど変わらないそうです。また、金額なども3,500円から5,500円くらいの間で、それほど変わりないようですね。
それと、このマイクロチップのメーカーは、基本的に飼い主が選ぶというよりは、装着する獣医師さんの判断で決定することが多いそうですよ。なので、どのようなマイクロチップが良いのか?などが気になる方は、一度かかりつけの獣医師さんなどに直接聞いてみるのが確実なのではないでしょうか?
犬のマイクロチップの登録内容は変更可能なの?
さて、マイクロチップの役割や種類などについては分かりましたが、実際にマイクロチップに登録する内容は、一体どのような内容なのでしょうか? この辺について気になったので早速調べてみると、どうやら以下のような内容がこのマイクロチップ内にデータとして保存されるようですね。
- ・15桁の個体識別番号
- ・飼い主の住所
- ・飼い主の名前
- ・飼い主の連絡先
- ・動物の名前
- ・動物の生年月日
- ・装着した獣医師名 など
なるほど~、結構詳細な情報まで登録しているんですね。この情報の中でも、例えば飼い主の住所などは変更するかもしれませんよね。このような時には、登録内容の変更の手続きが必要なんだそうです。
具体的には、この登録したデータを保管している日本獣医師会に、「申込書の控え」か「登録完了ハガキ」のどちらかをコピーして、そのコピーした用紙の変更する箇所に二重線で訂正して、余白部分に変更後の内容を記述して送ることになります。
ちなみに、もしもこの「申込書の控え」や「登録完了ハガキ」の両方を紛失しているような場合は、本人確認が必要になるため、日本獣医師会に直接電話するような形になるみたいですよ。
【ソース】日本獣医師会ホームページ
あと、最初にマイクロチップの登録する時には1,000円の登録料がかかりますが、変更の時には費用はかからないそうです。このように、登録変更は手軽にしかも無料で出来るので、引っ越しなどの際は、必ず忘れないようにした方が良いですね。
犬のマイクロチップの装着についての記事-おわりに-
さて今回は、犬に装着するマイクロチップの効果や安全性についてを始めとして、さらには日本のメーカーの情報や、マイクロチップの登録情報の変更などについて調べてお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
この記事を書くにあたって、マイクロチップについて色々と調べていると、日本でも飼い主さんが愛犬に対して、このマイクロチップを装着する割合が増えてきているということも分かりました。その増加の背景には、やはり東日本大震災などの自然災害などがあるようですね。
確かに、どれだけ気をつけていても、自然災害などの時はどうしようもないですからね。そんな非常事態でペットと離ればなれになってしまうリスクも考えると、やはりマイクロチップを入れておくのも有効な手段の一つなのではないでしょうか?
という訳で、今回の記事は以上となりますが、最後にマイクロチップをつけている迷子犬が、一体どのようにして飼い主さんと再会できるのか?という事を紹介している動画を発見しましたので、こちらを紹介してこの記事の締めとさせて頂きます。装着を検討している方は必見ですよ。(Youtube/かなチャンTV公式チャンネルより)