犬をマイクロチップで検索!? 料金は? 読み取りはどうやるの?
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こんにちはドキシーガールです。さて皆さんは、犬にマイクロチップを埋め込んで、個体を識別する(検索する)方法があることをご存知ですか? 実は筆者は、先日ニュースを見て、初めてそのような方法があることを知ったのですが、最初の感想は「痛そう…(゚Д゚;)」でした。実際どうなんでしょうね?
ですが、このマイクロチップを埋め込むことで、震災などの災害時も含めて、迷子になった時などに見つけやすくなるなど、飼い主にとってはそれで安心できる部分もあると思います。
それに、実は海外では既にペットにマイクロチップを埋め込むことを義務化している国々が増えてきているらしく、ヨーロッパではイギリスやドイツ、オセアニアではオーストラリアやニュージーランドなど、旅行に行く際には必ずチップを埋め込まなくては連れていけないんだそうですね。
そこで今回は、実際に犬にマイクロチップを埋め込むメリットやデメリットを始めとし、読み取りの方法や料金・登録費用はかかるのか? など、気になる部分について、詳しく調べてみることにしました。日本でも義務化される可能性もありますので、是非参考にして見てください!
このページの目次
マイクロチップで犬を検索!? 読み取り方法は? メリットデメリットは?
さて、まずはワンちゃんに埋め込むマイクロチップについてですが、長さ8~12mmで直径2mmほどの円筒状のものを使うそうです。(イメージ的には、カプセルのお薬の超細い版といった感じでしょうか?)
※以下参考画像入りツイート(Twitter/「犬大好き」さんのツイートより)
【ニュース(新潟)】殺処分を減らすため、県は4月にマイクロチップを体に埋め込み、迷子になっても飼い主に返せるようにするモデル事業を始める。県動物愛護センターで保護し、譲渡する猫が対象。県が装着の実積をつくることで民間での普及を促す pic.twitter.com/dfZzc670sp
— 犬好きぃ♪ (@_dog_love) March 4, 2016
これを、肩の近くの皮下に埋め込むということで、専用の注射器を使って行うようです。聞いただけで痛そうですが。…(T_T) もちろん、獣医さんが行うのでその辺は心配はないのでしょうが、やはり気になるのは、そのマイクロチップを打つことのメリットとデメリット。
という訳で、まずはメリットの方から見ていきましょう。こちらは言わずもがなですが、「迷子になったときに保護されても飼い主を特定することが出来る」ということですね。殺処分されたりする心配がなくなります。
さらに、もう一つのメリットは、「体調管理をすることが出来る」ということです。こちらはチップの種類にもよりますが、体温を測ることが出来るタイプのものがあるそうです。
それを使えば、ワクチンを接種するときなどに、意外と嫌がることが多い体温検査も、チップを読み取るだけで簡単に体温を測ることが出来るんだそうです。(要するに体温計いらずです。)
また、過去のワクチン接種などのデータも蓄積されていくので、紛失することなくしっかり管理することが出来るのも、このマイクロチップを埋め込むことのメリットのようです。
なるほど! なんだか良いことばかりの気がしますが、デメリットは何も無いのでしょうか? という事で、早速そちらの方も詳しく調べてみることにしました。
で、ズバリその結果ですが、やはりデメリットもありましたね。まずは、「MRI検査の際に悪影響が出る可能性がある」らしいのです。ヘルニアや脳腫瘍などはMRIで検査するので、これは心配ですよね。
ですが、日本獣医師会によると、こちらは非常に高性能のMRIでのみ極まれに影響が発生するということで、普通の動物病院に置いているものでは、ほとんど影響しないようです。
しかも、画像が多少乱れる程度の影響のようで、大切なワンちゃんの体に悪影響が出る訳ではないので、そこまで過敏になることはないのかもしれませんね。また、そういった検査の前には、獣医さんに予めチップが入っていることを伝えておくのも重要なんだそうです。
そして、もう一つのデメリットは、チップの読み取りをするための「マイクロチップリーダー」が無いと、全く意味をなさないということです。特に、保護された時など、施設にこのリーダーが無ければ全くの無意味ですよね。
つまり、「リーダーが無い=飼い主を探すことが出来ない」というのが、最大の難点ということなのです。しかも、警察など全ての施設にリーダーがある訳ではないので、今後の普及を信じるしかありません。
ですが、先日のニュース記事で、約150万円相当の「ゲート型マイクロチップリーダー」を、日本獣医司会が全国28か所の自治体に贈ったというのが出ていたので、普及が進んでいることは確かだと思います。
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ちなみに、海外に良く行かれる方の場合は、ご自分で持っておいた方が安心でしょう。このマイクロチップリーダーにはハンディタイプの物もあるようで、金額は様々ですが、おおよそ3万円程度から購入することが出来るようです。結構高いですが…。^^;
ですが、日本では普通に販売されていないようで、海外から個人輸入する形になるようですね。 (なので、あらかじめマイクロチップを打った動物病院に、チップの規格などを聞いておくと良いでしょう。) ※以下商品ページのURL
このように、マイクロチップを埋めるなら、マイクロチップリーダーも一緒に購入しておくと、このデメリットを解決することが出来そうですね。特に海外で使えそうです。(万が一、迷子犬などを保護した施設がこのリーダーを持っていない場合、飼い主が自分の犬の証明などに使えますもんね。)
それでは話を戻しまして、最後のデメリットとというか懸念材料としては、やはり打つ時の「痛み」のようですね。こちらは注射器を使って埋め込む訳ですから、多少なりとも痛みはあるようです。
ですが、注射自体は一瞬ですし、腕のある獣医さんであれば、痛みを最小限に抑えて注射をすることも出来るようなので、普段から掛かり付けの獣医さんなど、信頼のおける所で打って貰うなどすると良いでしょう。
また、事前に麻酔を打つという方法もあるようなので、そちらを含めてお医者様に相談すると良いでしょう。ちなみに、かかり付けの病院が無いという場合ですが、出来れば経験豊富で、尚且つ腕の良い獣医さんを探してあげるのがワンちゃんの為かもしれません。
犬にマイクロチップを埋め込む料金や登録費用は? 住所変更は必要?
さて、続いては、実際にワンちゃんにマイクロチップを埋め込む際にかかる費用全般などに関して、詳しくご紹介したいと思います。(ちなみに、埋め込む為には前項でお伝えした通り、まず動物病院に行きます。)
話を戻しまして、気になるその料金ですが、おおよそ3,500円~5,500円くらいが一般的なようです。また、それに加えてデータベースへの登録費用として別途1,000円がかかるそうです。
ふむふむ。思っていたよりは安く出来るような気がします。これで、迷子になっても安心ですし、海外旅行にも安心して連れて行けるようになるなら、安いのかもしれません。(あとは愛犬が痛がらない事を願って…。やはり個体差はあるでしょうしね…。^^;)
あ、ちなみに、飼い主の住所などの登録情報変更が生じた際には、日本獣医司会に新しい住所などの変更事項をFAXや郵便などを使って送るだけで、無料で変更することが出来るようです。
その際の詳しい手順は、登録した際に受け取る申込書の「飼い主控え」か「登録完了通知」のコピーを取り、変更点を二重線で訂正し、余白に新情報を記載して送ると出来るんだそうです。(もしも、どちらも紛失してしまった場合には、電話などで問い合わせてみると良いみたいですね。)
犬にマイクロチップ 検索・料金・読み取りの記事‐終わりに‐
さて今回は、犬にマイクロチップを埋め込むということについて、読み取り検索方法やメリットやデメリットを始めとし、その他にも、料金などの費用などについても詳しく見てきましたが、いかがでしたでしょうか?
このように、調べるまでは”ちょっと可哀想…。”と思っていましたが、埋め込み自体は普通の注射と同じ一瞬のようですし、何よりも色々な事を考えると、飼う際には打っておいた方が良いのかもしれないですね。
ということで最後に、実際にマイクロチップを犬に埋め込むシーンを収めた動画を発見したので、そちらをご紹介して、今回のこの記事を締めたいと思います。全く痛がっているようには見えませんね。w(゚Д゚) (Youtube/bordercollieaddict13チャンネルより)
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