犬のワクチンで5種と6種って何? 料金の相場は? 安い所でどれ位?
こんにちは、ドキシーボーイです。さて、5月に入ってからは暖かい日が続くようになったので、「愛犬と一緒に散歩する楽しさが倍増した」という方も多いのではないでしょうか?
ですが、それに合わせて病原体の活動なども活発化し、色々な病気がワンちゃんに襲いかかるので、これまで以上に体調管理を気にしてあげないといけませんよね。
ちなみに、犬にとって特に重大な疾患を予防する為にやっておくべきなのは、一体なんだと思いますか? そう、ワクチン接種ですね^^
しかしながら、狂犬病予防こそ法律で義務付けられているものの、他のワクチンについては飼い主さん次第なので、打つ打たない方など様々なようです。
まぁ打った方が良いことには変わりありませんが、いざ打つにしても、事前に様々な知識を仕入れておきたいところですよね。(例えば以下のような内容など)
- 1.5種や6種、9種などの混合ワクチンは、具体的にどんな病気を防ぐの?
- 2.ワクチンの料金の相場ってどれくらいなの?
- 3.安い所だと、ぶっちゃけいくらぐらいでできる?
…う~ん、この辺は確かに気になるところですよね。なるべく事前に知っておきたい部分です。このように、知っているようで以外に知らないのが、ワクチン接種なんです。
という訳で今回は、犬のワクチンの5種と6種の違いについてを始めとして、その他にも、料金の相場(安い所でどのくらいで打てるのか?)という部分について、詳しく調べてまとめて見ることにしました!
今からご紹介させて頂く情報を読むだけで、ワクチンについて一通りの知識が付くと思いますので、ぜひ皆さんのワンちゃんの為にも、最後までご覧下さいね^^ それではスタート♪
このページの目次
そもそも犬のワクチンって毎年打つ必要があるの?
さて、まずは犬のワクチンは打つべきという事を前提に、毎年打つ必要があるかどうかを見ていきましょう。(ちなみに、以下はあくまでも成犬に対してという理解で読み進めて下さい。子犬や老犬の場合は多少事情が異なります。)
話を戻しまして、犬のワクチン接種の頻度についてですが、実は獣医師さんによって意見が分かれているようなんです。確かに、以前は1年に1回の接種が当たり前だったものの、最近はそれが見直され、3年に1回とする動きも出てきているようですよ。
と言うのも、ワクチンを打てば、当然ながら犬の身体に負担を与えますし、そもそも抗体の持続期間が3年程持つようだと、最近の研究で判明したのが大きな理由なんだそうですね。
ただ、あくまでも「持つようだ」なんです…^^; この手の研究は人間でもあいまいな部分があるので、具体的な部分は、これからの研究次第で更に細かく分かっていくと思います。
ちなみに、アメリカでは10年以上前に、ワクチン接種は3年毎と決められています。また、他の国でもそうなってきているので、今後は日本もそれに倣う可能性が高いですね。
もっとも、ワンちゃんによっては抵抗が出来にくかったり、アレルギーが起こったりするかも知れません。よって、実際に打つ前は、獣医師さんに相談しながら、適切に予防をしてあげて下さいね^^
ちなみに、狂犬病の予防接種については、皆さんご存知の通り、毎年行うことが法律によって決められています。なので、絶対に毎年打って役所に届けるようにしましょう。
犬の混合ワクチンで5種 6種 9種の違いって何?
さて、それでは次に、犬の混合ワクチンの種類についてですが、ここではそれぞれどういった病気を防ぐ為のモノなのか?、という部分について見ていきましょう。
※以下に、接種されることの多い混合ワクチンについてまとてみましたので、ぜひ参考にしてみて下さい。
①.5種
こちらは、最もスタンダードな混合ワクチンです。「ジステンパーウイルス」や「アデノウイルスⅠ型・Ⅱ型」、「パラインフルエンザウイルス」や「パルボウイルス」という、5種類が引き起こす感染症に対して効果があります。
つまりは、ワクチンを打つ際に、最低限やっておくべき内容が含まれた予防薬ということですね。
②.6種
こちらは、5種に「コロナウイルス感染症」の予防を加えたものです。ちなみに、コロナウイルス単体ではそこまで重篤化(じゅうとくか=病状が重くなること)しないようですが、他の病気と重なったりなど合併症を引き起こすと、非常に危険なようですね。
③.8種
こちらは、飼い主さんの約4割強が選ぶというデータがある、おそらく最も一般的に普及している混合ワクチンです。
ちなみに、8種は主に「レプトスピラ菌」への対応を追加しているのですが、やっかいなことにこの菌は、犬以外の人間を含めた哺乳類全般が感染してしまうそうです。
なので、この8種を進める獣医師さんが多かったり、選ぶ飼い主さんが多いのは、こういった背景があるからのようですね。
④.9種
③でご紹介したレプトスピラ菌というのは、実はその数が数百種類ほど存在し、その全てを防ぐのはちょっと難しいようなんです。しかしながら、ワクチンで対応種を増やすのは可能なようで、その為に9種を選ぶ場合もあるようですよ。
話を戻しまして、以上このような感じですが、いかがでしょうか? 要するに、基本の5種以降をどうするか?、という話ですね。(ちなみに、対応するレプトスピラ菌によって、どうやら最高で11種まであるそうです(゚д゚)!)
ただし、同じ日本国内でも、やはり地域によって感染しやすい病気は異なりますし、何よりも、ワクチンの種類が増えるのは、同時にワンちゃんの負担も増える可能性があるので、やはり打つ前は、必ずかかりつけの動物病院で相談し、尚且つ最適なワクチンを選んで打って貰うようにしましょう。
犬のワクチンの料金相場は? 安い所でどれ位なの?
さて、前項で大切なワンちゃんを守る為の、ワクチンの種類や効果については分かりましたが、やはり実際にかかる費用などを知らないと、それはそれで不安ですよね。
という訳で、ここでは犬のワクチンの料金の相場などについて、詳しく見て行きたいと思います。以下に、各ワクチンの料金相場をまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみて下さい。
- ・5種…5,000~7,000円
- ・6種…6,500~8,000円
- ・8種…8,000~9,000円
- ・9種…8,000~10,000円
以上、このようになっていますが、う~ん、やはり同種のワクチンでも、ちょっと差があるようですね。パッと見ただけで、各々1,000円~2,000円くらいの開きがあります。
ちなみに、これは病院ごとの料金設定の違いはもちろんのこと、接種後のアフターケアなどが絡んでくるのが、主な理由のようですが、飼い主さんの多くは、値段よりも信頼性を重視する傾向にあるようです。
とは言え、安く済ませられるのなら、それに越したことはありませんよね。そこで、筆者が住んでいる東京都足立区を例に、安く打てる所はどこなのか調べてみました!
その結果、以下の「クローバー動物病院」では、6種を4,500円、8種を5,500円で受けられることが分かりましたよ! 相場よりも大幅に安いので、おそらく最低限の費用だけを請求しているのではないでしょうか?
このように、探してみれば相場以下で行える所は結構あるようなので、”出来るだけ安い所が良いな…”という方は、ぜひ一度皆さんが住んでいる地域の動物病院のHPなどを、いくつか検索してみるのも良いかと思いますよ^^
ただし、最終的にどうするかを決めるのは、飼い主であるあなた次第です。なので、安さを追求するのも良いですが、その他のアフターケアなどの有無も、事前にキチンと確認してから決める事をオススメします。
犬のワクチンの種類や料金相場について-終わりに-
さて今回は、犬の混合ワクチンについて、毎年打つべきかどうかという部分を始めとして、その他にも、5種~11種までの内容の違いや、料金の相場などの情報を見て来ましたが、いかがでしたでしょうか?
今回の記事を見て頂いたことで、ワンちゃんのワクチン接種の事について、一通り分かって頂けたかとは思いますが、何度も言うように、結局は信頼できる獣医師さんと一緒に決めるのが一番です。
なので、初めて行く動物病院の場合は、事前にHPをよく読むなり、メールや電話でしっかりと質問するなりしてから行きましょう。もちろん、低料金のところは魅力的ですが、アフターケアの事なども忘れずに考慮して下さいね。
あとは、何回か行ったことがあったり、かかりつけの病院などがある方は、浮気せずにそのままそこで打ってもらうのが一番かと思います。どちらにせよ、ワクチンを打つ前は、獣医師さんによく相談してから決めて下さい^^
という訳で、本日は以上となりますが、とにもかくにも、画面の前の皆さんと飼われているワンちゃんが幸せな毎日を送るために、ぜひ防げる病気は事前にしっかりと対処しておきましょう! 最後までご覧頂きありがとうございました!
※最後に、柴犬の子どもがワクチンを打たれる様子を収めた動画を発見したので、こちらをご紹介して今回の記事の締めとさせて頂きます。
ものすごく不安そうにして怖がってますが、なんだかんだで大人しく注射を終えていますね^^ 良い子良い子です!(Youtube/Shiba Inu himeより)