犬にアイスクリームって大丈夫? 人間同様に頭痛は起きるの?
こんにちは、ドキシーボーイです。さて皆さんは、愛犬にアイスクリームを与えた経験はありますか? 夏になると、人は暑さ対策の一環としてこのアイスを食べる機会が多くなりますが、そんな時に側で愛犬に物欲しそうな目をされると、やはりあげたくなってしまいますよね。
ですが、実際問題、犬にアイスをあげても平気なのか?という疑問は出てきます。それに、人間でも食べ過ぎると、頭が痛くなったりお腹を壊したりといった症状が出ますので、その点なども気になりますし、そもそも食べても大丈夫なのか?という心配があります。
そこで今回は、犬にアイスクリームを与えても大丈夫なのか?という部分を始めとして、その他にも、人間同様に犬もアイスで頭痛が起きてしまうのか?という部分について、詳しく調べてみる事にしましたよ!
この記事を読んで頂くと、ワンちゃんとアイスクリームとの関係性について詳しく分かるかと思いますので、ぜひ最後までご覧下さいね。それではスタート!!
このページの目次
犬にアイスクリームをあげても大丈夫なの? 乳糖不耐症!?
さて、それではまず、犬にアイスクリームを与えても平気なのか?という疑問について、詳しく調べた結果を今からお伝えしたいと思います。
まず、そもそもアイスという食べ物は、どのような食べ物なのか説明出来ますか? “あれでしょ、冷たくて甘くて美味しい………えっと…” このように、いざ理論的に説明しろと言われると、ちょっとむずかしいですね^^;
という訳で、まずはその辺を説明して行きますが、このアイスクリームとは、主に「牛乳」を原材料として、撹拌(かくはん)させながら凍らせた食べ物であります。
ちなみに、撹拌とは一般的にかき混ぜる操作の総称を指して言いますが、アイスの場合は撹拌する際に、原材料の牛乳の他に、砂糖や香料、着色料などが使われています。これらを一緒に混ぜるという訳ですね。
ではなぜ、砂糖や香料などを混ぜるのかと言いますと、基本的に冷たい食べ物というのは、甘みが薄くなる傾向にあると言われているからです。なので、冷たくて美味しいアイスクリームには、かなりの糖分が使用されているという事になりますね。
ですので、この点を踏まえると、犬にアイスクリームを与えるという事は、糖分を過剰に摂取してしまう結果になる為、「基本的には良くない」という事になります。
むしろ、アイスを食べさせるのは、ワンちゃんにとって”肥満に繋がる”と考えられているので、どちらかと言うと避けるべきとも言われているようですね。
それに、砂糖は人間だけでなく犬にとっても”虫歯になる”可能性があるようなので、その点にも注意しなければいけません。
この他にも、例えば周りで”牛乳を飲むとお腹を壊す”という方はいらっしゃいませんか? これは、「乳糖不耐症」という物で、身体の中で乳糖を上手く分解出来ずに、腹痛や下痢に繋がるのです。
ちなみに、この症状はワンちゃんにも起きる可能性も十分にあるようなので、気をつけなければなりません。
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更に、アイス自体が冷たいので、余計にお腹の状態が悪くなる原因とも考えられているようなので、その点でも犬にアイスは良くないとされているみたいですね。
では、ネット上で販売されている犬用のアイスはどうなのか?という疑問についてですが、こちら関しては「あくまで嗜好品としては良い」という感じのようです。
これはどういう事かと言いますと、確かに砂糖や添加物などが不使用という事で、人間が食べるアイスクリームよりは良いようですが、原材料で使われている果物(例えば苺や林檎・バナナ等)自体に、ある程度の糖分が含まれているので、その辺に注意が必要という事のようですね。なので、食べさせすぎには十分な注意が必要となります。
という訳で、以上の事を踏まえると、基本的に犬に対してアイスクリームを与えるのは、糖分の過剰摂取が考えられるので良くないという事になります。どうしても食べさせたい方は、犬用のアイスを適量与えるという感じですね。
犬もアイスクリームで頭痛になるって本当? キーンとならない?
さて次に、人間がアイスクリームを一気食いした時などに起こる頭痛は、果たして犬にも起こり得るのか?という部分について気になったので、その辺について詳しく調べてみました。
という訳で、早速その調べた結果にと行きたい所ですが、まずこの頭痛ってちゃんとした名前が付いているようですね。こちらズバリ「アイスクリーム頭痛」と言うそうですが、こちらが医学的な正式名称であります。
ちなみに、このアイスクリーム頭痛が起きる原因としては、2つ考えられているようで、まず1つ目は「三叉(さんさ)神経の刺激によって、脳が勘違いして起こる」との事です。
これは、冷たい物が喉元を通る時に、喉の三叉神経が刺激されて、発生する伝達信号を脳が勘違いをしてしまい、その結果頭痛につながると言われているようですね。なるほど。
そして2つ目ですが、こちら「頭の血管が炎症する事で起こる」と言われています。これについては、冷たい物を食べた時に、口腔内の温度が下がる事によって、その反動で体温を上昇させる事が関係しています。
つまり、体温が上昇した際に、今度は頭に繋がる血管が膨張してしまい、その結果、血流を増やして暖めようとしてしまうんですね。これにより、頭や脳の血管に炎症が起きてしまい、それが頭痛に繋がると言われているみたいですね。
では次に、この頭痛は犬にも起きるのか?という部分ですが、こちらについて調べてみたところ、やはり犬にも起こり得るそうです。ちなみに、この頭痛を防ぐにはどうしたら良いのか?についてですが、こちら基本的には、「時間を掛けて食べさせる」というのが一番のようですね。
これは人と同じで、犬もアイスをゆっくりと少しずつ食べさせることで、喉を冷やさないように出来ますので、その結果、頭痛を回避させる事に繋がるという事のようです。
という訳で、以上が犬のアイスクリームと頭痛の関係性についてですが、上記の通り、アイスを食べる事によって起きる頭痛は、基本的に人間だけじゃなく犬にも起こり得るとの事なので、その点だけは注意したいものですね。
なので、実際に与える際は、その与える量だけじゃなく、食べる速度なども十分に観察してあげるようにしましょう。
犬がアイスを食べても平気かや頭痛との関係性について-終わりに-
さて今回は、犬にアイスクリームを与えても平気なのか?という部分についてを始めとして、その他にも、人間と同様に食べると頭痛が起きてしまうのか?という部分について、詳しく調べて書いてみましたが、いかがでしたでしょうか?
今回の記事のおさらいとしては、基本的に犬に対してアイスは好ましくないという事でしたが、まぁ中には、”自分達が食べる時に側でジッと見ていさせるだけは可愛そう…”と感じられる飼い主さんもいらっしゃるかと思いますので、そんな時は、先述したように犬用のアイスクリームを与えると良いでしょう。
いずれにしても、あくまでこのアイスは嗜好品として捉えて頂き、適量を守りながら与えるようにしましょうね。(食べる速度なども十分に注意してあげて下さい。)
それと、アイスに限らずその他の食べ物でも、糖分を過剰に摂取するのは犬にとって良くない事なので、しっかりと健康面を考えながら、普段の食生活なども管理してあげて下さい。
という訳で、今回はこれにて記事を終了したいと思いますが、本記事の内容を是非参考にして頂いて、少しでも疑問や問題解決の近道にして頂けたら幸いです。最後までご覧頂きありがとうございました!
※ラストに、犬がアイスを食べている動画を発見しましたので、こちらをご紹介させて頂いて、今回の記事の締めとさせて頂きます。
この動画では、飼い主さんがスプーンを使って少量ずつ食べさせていているので、”頭痛にならないように気を遣われているんだな~”という事が良く分かりますよ^^ 是非ご覧下さい♪ (YouTube/秋田犬げんきより)