ミニチュアダックスフンドのヘルニアの原因は? 予防法はあるの?


 

 こんにちは、ドキシーボーイです。さて、ミニチュアダックスフンドというと、銅長短足が特徴の愛らしい犬ですよね。おおよそ、背の高さの2倍の長さが胴体となっているようです。

 

 ですが、この犬の長い胴が、ヘルニアを引き起こしやすくする原因となっているようですね。ちなみに、このヘルニアになると治りにくいため、なるべくならないように予防することが大切です。ではどんなふうに対策して行ったら良いのでしょうか?

 

 そこで今回は、このヘルニアについて、原因と予防対策法などについて、詳しく調べて見ることにしました。ミニチュアダックスフンドを飼われている方などは、是非参考にしてみてください。

 

このページの目次

ミニチュアダックスフンドのヘルニアの原因は?


画像はイメージです。(フリー素材サイトより)

 

 さて、皆さんの周りでヘルニアで悩んでいる方などに遭遇した機会は一度はあるかと思いますが、この病気は人間だけでなく犬にもあります。特に、今回ご紹介するミニチュアダックスフンドですね。

 

 ちなみにこの病気ですが、激しい運動や肥満による腰への負担により、椎間板が骨髄に向かって飛び出し、脊髄(神経の束になっている所)を圧迫することによって引き起こされるそうです。

 

 ミニチュアダックスフンドは特に銅が長い為、他の種類の犬よりも支えている背骨の長さが長くなります。ですので、ヘルニアになるリスクが大きいのです。神経の集まっているところに椎間板がぶつかることによってかなりの痛みを伴います。

 

 また、ミニチュアダックスフンドがよくかかるヘルニアの種類は、「ハンセン1型椎間板ヘルニア」といい、これは、ダックスフンド自体が軟骨異栄養性犬種で、遺伝的にこのヘルニアを起こしやすくなっているそうですね。

 

 特に、3歳から6歳までに急激に悪化することが有ります。酷い時には、くしゃみしただけでヘルニアになってしまうこともあるということですから驚きです。

 

ミニチュアダックスフンドのヘルニアの予防は出来るの?

 

 さて、このヘルニアですが、激しい運動をしている時に起こりやすくなっています。ですので、急激な激しい運動はさせないようにすることが大切です。

 

 しかし、犬に「激しい運動や遊びは駄目!」と言っても分かってもらえないですし、かと言ってケージにずっと入れておくわけにも行かないですよね。ではどうしたら良いでしょうか?

 

 そこで、飼い主が出来る予防対策などを以下に4つほど挙げてみました。

 

 

ヘルニア対策その予防方法① 体重のコントロール

 

 餌のあげる回数ですが、産まれてから4週間目までは1日に4食に分けて与えます。まだ胃が小さいですし、回数を減らすと一度に食べる量が増えて、胃を大きくしてしまうことになります。

 

 また、消化機能も充分でないので、4回に分けることによって消化機能も成長していきます。そして、大人になるまでに、3回-2回と減らしていきます。

 

 それと、犬の食事と言えばドックフードがありますが、このドックフードはカロリーや栄養分などよく考えられて作られているものが多いので◎です。(袋にも犬の大きさに寄って与える分量等が記載されています。)

 

 ただ、上記でも書いたとおり、痩せ過ぎでもへルニアの原因となります。体重で計算してもいいのですが、1番わかり易い方法としては、ダックスフンドの胸の肋骨を見ると良いようです。

 

 骸骨のように浮き出ていればそれは痩せ過ぎになりますので、少し量を増やしてあげましょう。また、肋骨が完全に隠れている場合は肥満気味になりますので、少し肋骨が見える程度に合わせてあげると良いようです。

 

ヘルニア対策その予防② ジャンプや後ろ足で立たないようにする

 

 犬に対して「ジャンプしないように!」と言ってきかせるのは困難です。完全にジャンプさせないようにするのということは、素人には難しいですが、ジャンプするような環境をなるべくなくすことは出来ます。

 

 例えば階段ですが、犬は勢いをつけてジャンプしながら登っていきます。1日に1度くらいならいいですが、何度も登り降りをするのは背中に刺激が与えられてしまいます。ですので、階段については普段は登れないように柵をするなどして、どうしても上に行く用事があるときだけその柵を開けてあげるというのがいいでしょう。

 

 また、人間が食事をしている時に、犬は食べ物を欲しがって、我々が座っている椅子にジャンプをしてきたり、後ろ足で立ったりします。通常は、あげているエサ以外に人間食などをあげるのは、体重の増加による肥満にも繋がりますのでよくありません。

 

 ということで、人間が食事をしている時などは、絶対に食べ物を与えないようにしましょう。ジャンプしたり後ろ足で立っておねだりしてもくれないと分かれば、人間食を要求することもなくなります。

 

ヘルニア対策その予防③ 適度な運動を心がける

 

 ミニチュアダックスフンドは筋肉がついていないと、ヘルニアになるリスクが高まりますので、毎日時間を見つけて散歩に行きましょう。

 

 また、時間が無い時は近場で、時間に余裕がある時などは、ちょっと遠出をして沢山歩くようにします。このお散歩をすることが適度な運動にもなりますし、なによりストレス解消になりますので、毎日行うようにしましょう。

 

 ちなみに、あくまでも基本的な筋肉をつけるのが目的ですので、急激な運動や過度な運動は避けるようにします。

 

ミニチュアダックスフンドのヘルニアについての記事-終わりに-

 

 さて、このようにヘルニアは、人間だけでなく犬にとってもかなり辛い病気です。ミニチュアダックスフンドが一度この病気にかかってしまうと、なかなか治りづらいという特徴があります。

 

 それゆえに、愛犬が出来る限りヘルニアにならないように、事前に原因を知っておいて予防や対策をしておくことが大切なのです。全くならないようにするという事は難しいですが、少なくともヘルニアになる確率はぐんと減るはずです。

 

 なので、”ミニチュアダックスフンドはヘルニアになりやすい犬種”ということをきちんと理解した上で、愛犬の毎日のちょっとした変化に注意してあげ、尚且つ適度な運動と適度な食事を心がけて、出来るだけ病気の無い生活を送らせてあげましょう。

 

 最後に、ミニチュアダックスフンドのヘルニア予防について解説している、以下の動画を御覧ください。(Youtube/花鳥風月より)

 

【今回の記事の参考文献】


愛犬の病気百科[誠文堂新光社]

ミニチュアダックスフンドの歯や目や耳の病気はどの様なものがある?

犬が前足に力が入らない理由は? 触ると嫌がって曲げるのは何故?

 

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 数人のライターが「ドキシーボーイ」と「ドキシーガール」を名乗り、このブログの管理人である"マルPAPA"の情報発信のお手伝いとして、犬関連の豆知識やお役立ち情報(主にダックスフンド)、最新の犬トレンド情報やイベント情報などを、交互に寄稿しています! (最後に、読者の方が読みやすいように、編集スタッフが文章と構成を統一化してからアップロードしています。)
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