犬の散歩で引っ張り癖や吠える時のしつけの仕方は?
こんにちは、ドキシーガールです。さて最近、朝に犬を散歩していると、他の飼い主さん達とすれ違う機会が多いのですが、中には、遠目で犬が物凄い勢いで走っていて、飼い主さんがそれについて行くのに精一杯、なんて光景をたまに見かけるんですね。
更にそれだけでなく、そういった犬達は、すれ違う自転車や他の犬などに吠えまくって、飼い主さんを困らせたりしています。自分の事では無いにしても、やはりかなり可哀想に感じますね。^^; なので、そういった問題行動を止めさせる為の、何か有効な手段などあるのか気になり出しました。
という訳で今回は、散歩中に犬が手綱をぐいぐい引っ張るような場合や、吠えまくるような場合、一体どうすれば良いのか?という部分について、詳しく調べて見ることにしました。
そしたら、それぞれキチンとしたしつけ方があるという事が分かりましたよ! なので、今回はその辺について共有させて頂きますね。^^ ではスタート!!
このページの目次
そもそも犬にとっての散歩とは? 意味やメリットは?
さて、まずはじめに、そもそも犬にとっての散歩とは何なのか?という部分や、どのようなメリットがあるのか?という部分が気になったので、その辺について詳しく調べて見ることにしました。
で、早速その調べた結果ですが、まず犬の散歩というのは、人間のようにただ何も考えずに歩いたりする訳では無いという事が分かりました。
これはどういう事かと言いますと、犬は散歩中に他の犬の情報を探るだけでなく、自分の縄張りを確認しているんですね。なので、他の犬のオシッコした後の臭いを嗅いだり、自分もオシッコをしたりしたりしているんです。(まぁこの辺は既にご存知かと思いますが…^^;)
ちなみに、これは犬一人だけでは無く、パック(集団)のリーダーである飼い主さんと周ることに意味があるんだそうですよ。要するに、群れのリーダーである飼い主さんと、縄張りを確認しながら散歩しているということになりますね。
なので、散歩だから誰でも良いという訳では無いようです。人間からすれば、散歩は”ただの運動”というイメージがあるのですが、このように犬は飼い主と一緒に歩いてもらうのが大切なんですね。
という訳で、だからこそ「運動不足解消に庭を走らせておけばいい」という考え方なども、間違っているということになります。家の庭というのはいわゆる自分のテリトリーなので、ここでばかり散歩をすると、外部との接触が全くなくなってしまうので、情報収集が出来ません。
そればかりか、臆病で神経質な性格の犬になる確率が高いんだそうですよ。なので、やはり犬は外に出ることによって色々な物に触れあう事が出来るので、積極的に外に出る必要があるそうです。特に、育ち盛りの犬は散歩でエネルギーを発散させているので、情緒の安定にも繋がるんだそうですよ。
それと、犬は視覚と嗅覚が敏感なので、いつもとは違う景色や匂いを感じるのもいい刺激になるんですね。(犬の目は0.3ほどと言われていますが、感覚的には敏感なようです。それに、最近では”かなり遠くの物を認識している犬がいる”という事が分かり、実は視力が1.0以上ある犬もいるのではないか?と言われているようですね。)
話を戻しまして、犬は散歩すること(有酸素運動)により、鎮静物質が出て、その物質が脳内のモルヒネに働きかけることが科学的に分かっているそうです。いずれにしても、積極的に外に出ることによって脳が刺激を受けて活性化されるようですね。
なので、このように犬の散歩というのは、健やかな成長を促すだけでなく、精神の安定にも繋がるんですね。だからこそ、積極的に外に出る必要性があるという訳です。それに、一緒に出かける飼い主さんにとっても良い運動になるのではないでしょうか?
もちろんダイエットにも繋がるので、痩せたい方は犬と一緒にどんどん外に出かけると良いでしょうね。^^ (ちなみに、歩きだとあまりダイエット効果は無いようなので、十分に臭いを嗅がせて排泄などをさせた後に、一緒に走ったりすると良いみたいですよ。)
散歩をさせる際の注意点とは? 排泄しないようにしつける!?
さて、前項で犬を散歩させる事の意味やメリットなどについて分かりましたが、ここでは犬の散歩の基本的な情報や注意点、更に散歩の際のしつけなどについて見ていきましょう。
という訳で、まずは基本的な「散歩の時間などいつにするべきか?」という部分についてですが、こちら具体的に、いつが良いという決まりは無いようです。これはどういう事かと申しますと、散歩する時間帯をキッチリと決めてしまうと、犬がその時間を覚えて要求するようになるそうなんですね。
具体的には、散歩時間になると要求吠えをしたりなどの問題行動を起こすようになります。なので、散歩時間はいついつと決めずに、飼い主さんのしたい時にするのが一番良いようです。
ただ、いくら飼い主さんの都合と言えども、夏などは特に時間帯に気をつけて下さい。もうお分かりかと思いますが、なるべく日中は避けるという事ですね。
この日中に散歩をすると、犬が熱中症を起こしてします恐れがあるので、十分に注意が必要です。それに飼い主さん自体も大変ですよね…^^; なので夏の散歩は、なるべく朝方か日の落ちた夕方~夜が良いでしょう。
それと、お天気の悪い日などは、無理に散歩へ行かなくても良いようですよ。特に雨の日などは無理してする必要は無いようです。
こんな事を言ってしまうと”毎日散歩しないとストレスが溜まるのでは?”と思われるかもしれませんが、確かに何日もしなければストレスは溜まるでしょうが、一日くらいは平気です。逆に無理をして散歩に行こうとすると、犬が散歩自体を嫌がるようになる可能性があるので、注意が必要ですね。
ちなみに、もしも雨の日に散歩に行く場合ですが、水たまりなどはなるべく避けるようにして下さい。これはどういう事かと申しますと、その水たまりの中に、他の犬の糞や尿が溶けて流れている可能性があるからですね。そうなると、ウィルスに感染する恐れがありますので、その辺には十分に気をつけて下さい。
それと、こちらは新たな発見なのですが、実は散歩中というのは、犬に臭いを嗅がせるのは良いが、なるべく排泄しないように(もしくは決まった場所以外でさせないように)しつけると良いということですね。
これって一見すると、前項でお伝えした事と矛盾していますし、この記事を読んでいる方の中には”はい? 排泄する為に散歩に行くんでしょうに?”と思われる方も中にはいらっしゃるかと思いますが、これはどういう事かと申しますと、ズバリしつけに良くないようなんですね。
具体的には、散歩中にそこかしこと排泄しようとする犬は、ウロウロしながら臭いを嗅ぐのに集中している状態なので、リーダーである飼い主を意識しなくなるそうです。そればかりか、マーキングをすることで本能的な縄張り意識が強くなり、攻撃的になりやすくなると言われているそうですね。う~ん、なるほど。
さらに、散歩時に排泄の習慣をつけてしまうと、雨の日も雪の日も、必ず散歩に連れ出さなくてはならない状況になります。そうなると、年老いて足腰が弱くなっても外に出さなきゃいけないので、かなり大変な作業になるようです。
あとは何よりもモラルの問題ですよね。犬を飼っている方なら分かると思いますが、散歩中にモラルの無い方が犬の排泄物をそのままにして行くという状況を、誰しも一度は目にした事があると思います。
これは見ただけでかなり不愉快になりますね。この辺はさすがに問題外ですが、でも我々はどうでしょうか? 確かにウンチなどを処理はしていますが、オシッコはそのままという方なども中にはいらっしゃるかと思います。
それに、きちんとウンチを持ち帰るとはいっても、場所によっては”取り切れない”、もしくは”水に流しても完全に落ちない”という状況はいくらでもありますよね。(例えば草の奥まった部分や、コンクリートとかにした場合。)
あとは、電柱や看板、建物の角などにオシッコをすると、腐食の原因にもなり、中には色を変色せたり錆びさせたりする恐れもあります。それに、レプトスピラウイルスに感染した犬が尿を出すと、その病気を蔓延させる恐れなどもあるそうですよ。
そんな訳で、散歩時の排泄は、けっしてプラスにはならないとの事ですね。むむむ、確かに一理ありますな。なので、散歩中はなるべくトイレをさせないようにトレーニングするか、決まった場所以外でトイレをさせないようにする必要があるそうです。
犬の散歩で引っ張り癖を直す方法にはどんなのがあるの?
さて次に、今回の本題である、犬の引っ張り癖を治すための方法について見ていきましょう。冒頭で、私は最近、犬の散歩中に他の飼い主さんがワンコにグイグイ引っ張られている光景をたまに見かると言いましたが、以外にもネット上を見ていると、同じような悩みを持つ方は多いようですね。
※以下Twitterより参考ツイートを引用
姪っ子が帰ったのでお犬様を散歩に連れ出したら、追い抜いていった車の窓から「ワン!」なんて小さい犬に吠えられちゃって、最初は呆然としてたお犬様に火がついた。追いかけなきゃならんと力いっぱい引っ張る引っ張る。付き合わされてるこっちが疲れただよ。
— やまだ@柴犬のフレンズ (@queen2yukkie) September 29, 2016
https://twitter.com/315_tns/status/773534507114770433
https://twitter.com/magicalMnight/status/773331948743761925
当分の間犬の散歩をお休みしたい私です
うちの犬むっちゃ引っ張るから腰治るまで誰か代わりにやって欲しい
— yuzu@柑橘オルカ (@yuzuN87) August 18, 2016
う~ん、これはかなり大変そうですね…。自分もこれから新たな犬を迎え入れる予定なので、他人事ではありません。という訳で、このような場合は一体どうすれば良いのでしょうか?
この辺が気になったので、早速詳しく調べて見たところ、どうやらこれは、言わば飼い主さんが「犬に散歩されている」状態なんだそうですね。要するに、犬が自分の事をリーダーだと勘違いしてしまっている状態なんだそうです。
ちなみに、犬は基本的に自分からリーダーになりたいとは思っていないようで、常に先導してくれる誰かを求めているそうです。ですが、そのリーダーが不在の場合は、自分が無理をしてリーダーになっているんだそうですよ。
なるほど。そう考えると飼い主さんだけでなく犬自体も可愛そうですよね。要するに、どちらにとっても好ましく無い状況な訳です。そんな訳で、まずはこの引っ張り癖を治す事が大前提となりますが、方法としては、以外にも「犬が引っ張ったら止まる」、これだけでOKのようです。
具体的には、犬は基本的にあちこち臭いを嗅ぎ回ったりウロウロしたりしますが、犬が勝手に進もうとリードを引っ張り出したら、飼い主さんはすぐ立ち止まります。そして、その時飼い主さんを見上げてリードを引っ張ることを止めたら、そこで初めて歩き出します。
これを繰り返しながら、立ち止まった時に犬の名前を呼ぶようにすると、こちらを見上げるようになるので、その時に「ついて」と言って飼い主さんに付いて歩かせるようにします。(引っ張らなくなったら、その都度褒めてあげると良いそうですね。)
ちなみに、最初は注意力が散漫になったりして、制御出来ない時なども多々あるかと思いますが、これを根気強くやって行けば、やがてリードを引っ張らなくなるそうです。なので、1にも2にも、とにかく継続する事が大切なようですね。
散歩中に吠える癖を直す為にはどのようにすればいいの?
さて次に、こちらも散歩中によく見る光景の一つですが、犬が他の犬とすれ違う際に吠えたり、自転車やバイクなどに吠えまくったりする場合、一体どのようにすれば良いのでしょうか?
という訳で、その辺についても早速調べて見ましたが、どうやらまずは、吠える原因について考える事が大切なようです。これはどういう事かと言いますと、警戒して吠えているのか?、怖いから吠えるのか?、はたまた要求や興奮、ストレスで吠えるのか?などを考えるということです。
端的に言うと、これらを取り除いてあげれば、吠えなくなるようです。ちなみに、散歩中の犬は、警戒して吠えるのと怖いから吠えるというパターンが多いようです。なので、その辺の不安を取り除いてあげると良いようですね。
という訳で、具体的な散歩中に吠えないようにする為の方法についてですが、こちら調べたところ、次のようにすれば効果的なようです。まず1つ目は、吠える相手との距離を測るということです。
これは、例えば相手の犬を見つけて自分の犬が吠えるまでに、ある程度距離的なものがあるはずですから、その距離を見極めるということです。要するに、「その犬との距離が5mだったら吠えないけど、2m以内に近づくと吠える」といった部分を見極めるという事ですね。
この場合は、まずは散歩中によく出会う、相手の犬の飼い主さんの協力を仰いで、吠えない5mからまず始めます。そこで、実際に吠えなかったらたっぷりと褒めてあげます。そして、だんだん近づくに連れて吠えないようであれば、更に褒め続けます。
これを繰り返し行うことで、毎回吠える相手に慣らす事が出来ます。そうすることで、お互いが良い気分で交流することが出来ますね。
また、それとは逆に、そもそも吠える相手に近づけさせないというのも効果があります。具体的には、相手の犬が見えたら方向転換したりして遠ざかるという具合ですね。おもちゃをちらつかせて注意をそらすという事も出来ます。
その他にも、事前に”吠えそうだな”と感じたら、お座りや伏せなどの指示をすることによって、そちらに意識を集中させて吠えるのを防ぐことも出来ます。ポイントとしては、あくまでも相手の犬に対して意識が集中する前に行うということですね。
また、他の犬に吠えまくっていて中々制御が出来ない場合ですが、そういったケースの場合は、犬は飼い主を守ろうとして吠えるので、まずはリーダーが誰なのか?という事を認識させる必要があります。(要するに、犬との信頼関係を見直すという事ですね。)
ちなみに、”じゃあどういう風にすれば良いか?”という話ですが、そうなるととてもここでは書ききれませんので、以下の記事を参考にしていただくか、書籍などを参考にして見て下さい。
※カリスマ訓練士のたった5分で犬はどんどん賢くなる [藤井聡ドッグトレーナー]
そして次に、自転車や車などに吠えるパターンですが、こういった場合は、吠えたり追っかけたりしようとしたら、すぐにリードを引いてショックをかけ止めさせます。
それでも駄目な場合は、足で大きな音を出したり、ペットボトルに砂利を入れたりした物で、大きな音を出すようにします。それか、以下のようなショックカラーなどもあるようですね。(これについては賛否両論ありますので、あくまでも参考材料として見て下さい。)
※Vinsic® 無駄吠え防止首輪/充電式リモートコントロール・ペット・トレーニングカラー
とにかく、吠えて制御の聞かないような状況の時は、まずはその集中を断ち切るということが大切です。ちなみに、ショックを与えた後というのは、その後のフォローがかなり大切なので、静かになったらなるべく優しく語りかけながら撫でてあげましょう。
それと、こういった状況で慣れさせるために、敢えて車の多いところや自転車が多く通るところなどで繰り返しやると、犬はだんだんと学習するようになるそうですね。
という訳で、以上が吠えぐせを治す為のいくつかの方法でしたが、いずれのパターンも、まずは吠えるタイミングを与えないという事が大事ですし、”外にある全ての物が怖いという訳ではない”ということをシッカリと教えてあげる事が大事です。とにかく、根気よくコツコツとしつけることが大切ですね。
犬の散歩で引っ張り癖や吠え癖を治す為の記事-終わりに-
さて今回は、犬の散歩の意味やメリットなどについてを始めとして、その他にも、引っ張り癖や吠え癖などを治すには、一体どうすれば良いのか?という部分を調べて書いて見ましたが、いかがでしたでしょうか?
このように、散歩とは犬にとってどういう役割があるかや、しつけの場でもあるということが、よくお分かり頂けたと思います。とにもかくにも、ちゃんとしつけて周りに迷惑をかけないようになれば、その犬だけでなく、周りも気持ちよく過ごすことが出来ますね。
それに、家族の一員として、今以上に可愛がることが出来るようになると思います。という訳で、今犬を飼っている人はもちろんのこと、これから犬を飼う人など、ぜひ今回の記事を参考にして頂けたらと思います。
※最後に、犬が飼い主のある言葉に”ん? 散歩か?”と反応する可愛い動画を発見しましたので、こちらをご紹介して本日の締めとさせて頂きます。やはり犬って本当に散歩が好きなんですね。^^(Youtube/Shibainu Q Tubeより)