犬が食べてはいけない物や飲んではダメな物を7ジャンル別にご紹介!
こんにちは、当サイト管理人の「マルPAPA」と申します。いつもご覧頂きありがとうございます。さて早速ですが、今回は、犬が食べてはいけないものや飲んではいけないものについて、ジャンル別に詳しくご紹介させて頂きたいと思います。
ちなみに、なぜ今更感のあるこのテーマを選んだのかと言いますと、私も含め、犬を愛する皆さんの確認用になれば良いかな?と思ったからです^^ 知らないで食べさせて(飲ませて)病院へ駆け込む……、なんて事にはなりたくないですもんね^^;
ちなみに、改めてよく調べてみると、予想以上の多さだった上に、結構意外な食べ物や飲み物までありましたよ! “え? こんな食材も駄目だったんだ!”と、調べながら思わず目を見開いてしまいました(゚д゚)!
という訳で、今回は、犬が食べたり飲んだりしてはいけないものを、野菜・果物・穀物(豆・ナッツ類)・魚介類・乳製品・お菓子・飲み物の、計7つのジャンルに分けして、詳しくご紹介させて頂きたいと思います。(我ながら分かりやすく出来たと思いますw)
中にはワンちゃんの命に関わるような食材までありますから、既に知っている方でも、答え合わせのつもりで是非最後までお読み下さい^^ それではスタート♪
このページの目次
犬が食べたり飲んだりしてはいけないものを一通り確認しよう!
さて、それでは早速今から、犬に与えてはならない食べ物や飲み物について、詳しく見ていきましょう。
なお、今回は、食べるとかなり危険な食材を中心に挙げていますが、その他にも、過剰摂取に注意すべき身近な食材などについても併せて記していますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
とにかく、色んなジャンルの食材について、専門書やネット上の専門家の意見を中心に書いていますので、気になる方は是非メモなど取るようにしてくださいね! では早速その詳細について見て行きましょう!
1.犬に与えると危険な野菜
さて、まずは犬が食べてはいけない野菜に関してですが、これは皆さんも知っている食材が結構多いと思います。と言う訳で、まずは以下をご覧下さい。
ネギ類(玉ねぎ、ネギ、ニラ、ワケギなど)
「犬猫にネギ類を食べさせるな!」というのは、昔からよく知られていますよね。人間は大丈夫なのに犬猫が駄目なのは、ネギ類に含まれる成分が赤血球を破壊してしまうからで、最悪の場合、命の危機に晒されてしまうからのようです。
なので、人間の食べ残しなどを、たまに与えていらっしゃるようなご家庭では、特にこの辺に気をつけてください。(「料理の中に入っているネギ類を取ったから大丈夫!」という訳でも無いようです。とにかく与えるのを控えるようにしましょう。)
ニンニク
このニンニクに関しては、専門家の間でもOK派とNG派に分かれているようですが、でも玉ねぎなどと同じく「ヒガンバナネギ科」に分類されますし、そういう風に話題に挙がっている時点で、控えるべき食材かと思いますので、こちらも敢えて食べさせないようにしましょう。
ちなみに、今回参考にさせて頂いた医師監修のサイトによると、ニンニクには「有機チオ硫酸化合物」という物が含まれているようで、中には中毒作用を引き起こしてしまうワンちゃんもいるとのことですね。
まぁ中には平気なワンちゃんもいるようですが、これはもしかすると、犬種や個体差などが関係しているのかも知れませんので、やはり与えるべきではありませんね。ネギ類と同じで、中毒を起こすリスクは間違いなくあります。
どちらにしても、”自分のワンちゃんは大丈夫かどうか…”なんて、そんなギャンブルじみたことをするぐらいなら、最初から与えないのが無難でしょうね^^;
アスパラガス、ピーマン、ナス、ジャガイモ
こちらについては、一見すると大丈夫な食材のように感じますが、これらの食材に含まれる「アルカロイド」という物質が、中毒を引き起こす危険性があるそうです。
まぁ加熱した状態で少量なら問題無いとのことですが、食べさせる際は上記の事を、十分に留意しておく必要がありますね。
ちなみに、ピーマンやナスなどのナス科の中でも、トマトだけは生でも大丈夫なようです。ただし、熟していない青い実は中毒の危険性があるとのことなので、食べさせるとしたら、赤い熟した物だけを与えるようにしましょう。
香辛料
こちら野菜とはちょっと違いますが、書く所が無かったので、こちらに書かせて頂きます。この香辛料は、食べると感覚障害や肝臓障害などを引き起こす可能性があるようです。
例えば、身近なものを例に挙げると、コショウや七味唐辛子などですね。これらは、胃腸や肝臓に大きな負担を与える可能性があるようなので、なるべく与えないようにしましょう。
例えば、直接与えることは無いとは思いますが、味付きのステーキや七味の掛かっている牛丼のお肉などですね。”ちょっとなら大丈夫だろう”と言って、与えないようにしてください。
ちなみに、こちらについてはネット上を見てみると、中には「そんな学術的論文は無いから食べさせても大丈夫だ」などとおっしゃる方がいるようですが、そもそも食べちゃ駄目と言っている獣医師さんや動物飼養管理士の方がいる時点で、止めておいた方には変わりない訳です。
言うまでも無いですが、素人の意見を信じるかプロの意見を信じるかですね。なので、これまでお伝えした食材同様に、敢えて危険を犯す必要は無いと思いますので、なるべく食べさせないようにしましょう。
…と、まず一つ目の野菜類で注意が必要な食材は以上となりますが、特に危険なネギ類には、細心の注意を払っておく必要がありそうですね。
他にも、キノコ類など消化に悪い食材や、ニンジン・さつまいもといった繊維質の多い野菜は、与えすぎると下痢になるようなので、こちらについても注意するようにしましょう。
以下オススメの記事
2.犬に与えると危険な果物
では次に、犬が食べてはいけない果物について見ていきましょう。さっそく以下をご覧下さい。
ブドウ
こちら、平気な子もいるようですが、中にはこのブドウを食べると急性腎不全を起こして、最悪生命の危険に晒されるような子もいるようなので、注意が必要です。(特に皮が危険なようです。)
ちなみに、加工されたジュースやレーズンなどの食材も、基本的にはNGのようですね。う~ん、なるほど。という事は、これらのことを考えると、やはりブドウ自体与えない方が良さそうですね。
余談ですが、ブルーベリーは心配無いようですよ。これは何故かと言いますと、そもそもブドウはブドウ科で、ブルーベリーはツツジ科と、根本的な種が異なるからのようですね。
プルーン
このプルーンですが、果実そのものを食べさせるのは、少量であれば身体に良いとのことです。でも摂りすぎると腎臓に負担を与えたり、高カリウム血症などを引き起こすそうなので、注意が必要です。(それに、皮・種・茎・葉に含まれる物質で、中毒を起こす危険性などもあるようですね。)
ちなみに、市販されているプルーンには、葉はともかく、種や少量の皮と茎が混じっているのを、皆さんも見たことがあると思います。なので、与える際は、これらを徹底的に取り除いてからにしましょう。
それと、ドライプルーンは栄養成分が凝縮していて、お腹を壊す可能性があるとのことなので、絶対に与えてはダメだそうです。
アボカド
さて、人間にとっては”森のバター”と名高いアボカドですが、犬からすれば毒なようです。(というか、野菜ではなく果物だった事にビックリです(゚д゚)!)
ちなみに、有害な成分を除去した上で、アボカドを原料にしているドッグフードもあるようですが、そのままの物は敢えて与えない方が良いそうです。
これは何故かと言いますと、アボカドに含まれる「ペルジン」という成分が、下痢や消化器の炎症などを引き起こす可能性があるからのようですね。(こちらについても、最悪の場合、命の危機に晒されるようです。) なので、この辺のリスクは理解しておく必要がありますね。
また、このペルジンという成分は、葉にも含まれますので、アボカドを観葉植物として育てているご家庭なども、ワンちゃんにかじられないように十分に気を付けましょう。
と言う訳で、以上が果物編となりますが、他にも例え犬が食べられるような果物でも、糖分の量などにも注意が必要です。
それと、どの果物も、絶対に種を取り除いてから食べさせてあげた方が良いようですね。と言うのも、種は毒を含むものが多く、人間には影響がなくとも、犬には有害になりかねないからです。
ただし、果物が身体に良いのも事実ですので、そこまで怖がる必要性もありません。上記の点に注意しながら、適切な量を与えてあげると良いでしょう^^
3.犬に与えると危険な穀物・豆・ナッツ類
さて、お次は、犬に与えると危険な穀物や豆、ナッツ類について、ご紹介していきますね。
先に言っておきますと、このジャンルは犬にとって結構制約が大きいので、ぜひ覚えておいて欲しいジャンルでもあります。という訳で、さっそく見て行きましょう。
マカダミアナッツ
このマカダミアナッツ(マカデミアナッツ)は、食べると多くのワンちゃんが12時間以内に中毒を起こし、嘔吐やけいれん、身硬直といった症状を起こすそうです。
ちなみに、他のナッツ類は少量だけなら問題無いようですが、とは言え、やはり食べ過ぎると身体を壊してしまうようです。
要するに、マカダミアナッツだけは群を抜いて危険なので、特に注意が必要という事になりますね。(生命の危険は無いようですが…。)
銀杏
さて、次は銀杏ですが、この銀杏は人間も食べ過ぎると中毒を起こす危険な食材ですが、犬は食べることすらNGなようです。
これは何故かと言いますと、銀杏にふくまれる「チルビリドキシ」という成分が、ビタミンB6の欠乏症を引き起こしてしまうからのようですね。
なので、もし食べてしまうと、嘔吐やめまい、けいれんや呼吸困難などを引き起こしてしまうとのことです。秋になると道端によく落ちているので、特に注意が必要です。
穀物全般
穀物類全般は、犬は消化しにくく下痢を引き起こす可能性があるようです。なので、穀物中心の食事は、犬にとって適切では無いという事になりますね。
ただし、穀物は繊維質を多く含んでいて、腸内洗浄などに一役買いますから、全く与えない方が良いという訳では無いようです。
なので、例えば穀物入りのドッグフードなどを与える場合は、そのワンちゃんの体質などもあると思いますので、事前に獣医師さんとよく相談してから与えるようにすると良いのではないでしょうか?
豆類全般
犬にとって基本的に豆類というのは、加熱後でも消化に悪いようです。これは何故かと言いますと、豆の中に含まれる「トリプシン・インヒビター」という成分の消化に、思いの外時間が掛かるからのようですね。
そうなると、消化不良だけでなく、呼吸困難や嘔吐などを引き起こしてしまうようなので、やはり注意が必要です。(特に、大豆やいんげん豆、えんどう豆などに注意が必要だそうですよ!)
ただし、豆腐や納豆などの加工・発酵されたものは、専門家もおススメする程なので、量に注意しながら食べさせてあげると良いでしょう。
後者の納豆については、1日に10gまでで、出来れば砕いた状態で与える方が良いとのことです。ちなみに、状態は生でも加熱でも構わないようですよ!
と言う訳で、穀物・豆・ナッツ類は以上となりますが、これらの中だとマカデミアナッツと銀杏が特に危険なので、注意するようにしましょう。
4.犬に与えると危険な魚介類
さて、次は犬に食べさせてはいけない魚介類について見て行きたいと思います。
この魚介類については、食べさせてはいけないというよりも、食べさせない方が良いという食材が中心となっていますが、まぁどちらにせよ重要ですので、さっそく以下をご覧ください。
イカ・タコ
イカやタコなどのいわゆる軟体類は、犬が食べるには不向きです。理由は消化に悪いからのようで、火を通してもあまり変わらないんだとか。
また、スルメなどは胃の中で膨張して危険なので、絶対に与えてはいけないようですね。
エビ・カニ
さて、次はエビやカニなどの生の甲殻類ですが、これらはビタミンB1欠乏症を引き起こす可能性があるようです。もっとも、加熱しても消化不良になりやすいそうなので、どの道あげない方が良さそうですね^^;
ちなみに、この甲殻類に付随して貝類なども例に挙げますが、例えば生の貝などは基本的にあげては駄目なようですよ。特に、アワビやサザエなどは、食中毒を引き起こしてしまう可能性が高いようです。
青魚(サバ・アジ・イワシなど)
こちら、青魚に含まれる不飽和脂肪酸が変質し、皮膚の下にしこりをつくる可能性があるようです。(イエローファットと呼ばれる症状。)
とは言え、適切な量を適切な間隔で与えるのは、身体に良いのも事実なようなので、もし食べさせるのであれば、あまり量を与え過ぎないように気を付けてあげて下さいね。
…という訳で、以上魚介類についてでしたが、この魚介類は消化の悪さが目立ちますので、どちらにしても注意するに越した事はありませんね。
5.犬に与えると危険な乳製品
さて、次は犬に与えると危険な乳製品についてですが、こちら結論から言いますと、牛乳は控えた方が良くて、チーズやヨーグルトなどの乳製品は大丈夫な場合が多いそうです。
と言うのも、牛乳に含まれる「乳糖」と呼ばれる物質を分解できず、中には下痢になってしまうワンちゃんがいるからとのことですね。(これは人間にも同じことが言えます。)
ちなみに、子犬の時はこの乳糖を分解する「ラクターゼ」という物質が体内にあるので上手く分解出来るようですが、成犬になるとラクターゼ不足で上手く分解出来なくなるようです。
まぁ、命に関わるのは稀なようですが、お腹を壊してしまう可能性もあるのは事実ですし、何よりも知っておいて損は無い情報かと思いますので、「牛乳には注意!」とだけ覚えておきましょう。
6.犬に与えると危険なお菓子
さて次は、犬が食べてはいけないお菓子についてご紹介していきたいと思いますが、そもそも人間用のお菓子って、糖分などの事情でまずダメですよね^^;
まぁその上で、特に気を付けるべき食品2つについて、今からご紹介させて頂きますので、こちらもぜひ頭に入れておいてください。
チョコレート類
これは犬にとってトップクラスに危険な食べ物です。何故かと言いますと、チョコレートのカカオに含まれている「テオブロミン」という成分が、たとえ少量でも、中枢神経を刺激してしまうからのようですね。
そうなると、不整脈や心不全、発作やけいれんなどを誘発する可能性がありますので、かなりの注意が必要とのことです。
もちろん、最悪の場合は命の危機に瀕してしまう事にもなりかねませんので、やはりココアやホワイトチョコであろうと、絶対に与えないようにしましょう。
キシリトール
人間用のガムなどに含まれているキシリトールですが、犬にとってはとても危険なようです。これは何故かと言いますと、インスリンの過剰分泌を引き起こして、低血糖発作や肝障害、腎不全や歩行困難などを引き起こすからのようですね。
なので、たまに海外製の骨ガムなどで、デンタルケア用としてキシリトール成分が入っている場合もありますので、その辺に注意をしなければなりません。
…という訳で、以上お菓子編では2つほどピックアップしましたが、犬用の安全なお菓子でも、食べさせすぎると肥満や糖尿病になるリスクが高まるので、その辺にも注意してくださいね。
7.犬に与えると危険な飲み物
さて、最後にご紹介するのは、犬に与えてはいけない飲み物です。意外と見落としがちな飲み物も入っていますので、ぜひこちらも最後までお読みください。
カフェインを含む飲み物(コーヒー・お茶など)
さて、まずは、コーヒーやお茶などのカフェインを含む飲み物についてですが、こちら飲んでしまうと心臓や神経系に異常をきたして、呼吸困難などを引き起こすワンちゃんがいるとのことですね。
人間もカフェインを過剰摂取すると中毒を起こしますが、犬の場合はそのハードルが非常に低いようなので、少量でも与えないようにしましょう。
アルコール類
これもカフェインと同様に、中毒を起こす量が人間よりもずっと低いので、飲ませるのは厳禁です。
一説によると、体重1kgに対して5.6mlほどを与えただけでも昏睡状態に陥る可能性があるんだとか! う~ん、かなり危険ですね。
ジュース類
お次はジュース類ですが、こちら糖分が非常に多く、肥満に繋がる可能性があるので、飲ませないほうが良いそうです。
それに、中には犬にとって危険な物質が含まれているジュースなどもあるようなので、やはり人間用の飲み物は、なるべく舐めさせるだけでも止めておいた方が良さそうですね。
ミネラルウオーター
さて、お次はかなり以外なミネラルウォーターですが、こちらどういう事かと言いますと、ミネラルウォーターを何度か飲んだ分には問題ないようですが、定期的に摂取し続けると良くないそうです。
特に硬度の高い「硬水」系のミネラルウォーターは駄目なようですね。これは何故かと言いますと、硬水のミネラルウォーターはカルシウムやマグネシウム豊富なので、尿路結石を引き起こす可能性があるからのようです。
なので、犬にはあまり飲ませない方が良いようですね。(じゃあ軟水についてはどうなの?という話しですが、こちらについてもダメだという意見があるようなので、やはり安全をとって与えすぎないほうが良いででしょうね。)
そうなると、犬にどんな水を与えれば良いんだ?という事になりますが、煮沸してカルキを抜いた水を、冷ましてから与えると良いようですね。
という訳で、以上がワンちゃんに危険な飲み物となりますが、他にも冷たすぎたり温かすぎたりするのもNGなようなので、その辺にも注意してください。
総じて言うと、カルキ抜きした常温の水を飲ませてあげるのが、一番なのではないでしょうか?^^
犬が食べたり飲んだりしてはいけない物についての記事-終わりに-
さて今回は、犬が食べたり飲んだりすると良くない物や、中には生命のある物まで調べてご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?
ちなみに、野菜や肉などは、基本的には加熱しておいた方が無難なようです。確かに熱することで栄養成分が抜けてしまうことは事実ですが、でも安全を考えたら、やはり事前にキチンと前処理しておいた方が良さそうですね。
あ! キャベツや小松菜なんかは生でもOKなようですが、その辺についても、やはり火を通した方が消化は良くなるようですよ^^ という訳で、今回お伝えした事を、ぜひ頭の片隅にでも入れておいて頂けたらと思います!
以上、かなり長くなってしまいましたが、それでは、今日はそろそろこの辺で記事を終わりにしたいと思います。最後までご覧頂きありがとうございました!
※犬の手作りご飯の動画を発見しましたので、最後にこちらをご紹介して、記事の締めとさせて頂きます。簡単に出来そうなので、何かのご褒美に作ってあげるのも良いのではないでしょうか^^(Youtube/Guripon0608より)