[犬の病気] 水を飲む量が増えた時に考えられる病気や症状は?
こんにちは、ドキシーボーイです。さて皆さんの愛犬は、普段から水をよく飲む方ですか? 最近は気候的にも暑くなって来たので、特に飲む量が増えて来ているかもしれませんね。
ちなみに、犬は人間と同様に、体の約60%が水分で占められていると言われていますが、水を飲むことで必要な水分を補うという事だけでなく、体外に老廃物を排出してくれたりもするので、それだけ水を飲むという事は、健康を保つために必要不可欠な事なんですね。
という訳で、季節に関係なく、愛犬の1日に摂取する水分量については常に気を配ってあげたい所ですが、ただ、暑い寒いに関係無く水を飲む量が増えた場合、それはもしかしたら病気のサインかも知れないようです。となると、なぜ犬が病気になると、水を沢山飲みたがるのかが気になりますよね。
ちなみに、犬が1日に必要とする飲水量は、それぞれの個体の体重あたりに対しての、必要なカロリーと同程度と言われているようですよ。これが多いのか少ないのかは分かりませんが、この辺の詳細について知りたい所ですね。
そこで今回は、犬が1日に必要とする水分量についてを始めとして、その他にも、もしも水を飲む量が増えた場合、考えられる犬の病気(病名)や症状は?という部分について、詳しく調べてみる事にしましたよ!
この記事を読んで頂くと、基本的に犬が1日にどの程度の水分量を摂取するのが望ましいのかが分かるだけでなく、これ以上摂りすぎると異常値!?という部分などについても分かりますので、是非最後までご覧下さいね^^ それではスタート!
このページの目次
犬の1日に必要な水分量とは? 飲む量が増える理由って何?
さて、それではまず、犬が1日に必要な水分量について、詳しく調べた結果を今からお伝えしたいと思います。(その他にも、もしも水を多く飲むような場合、どのような理由があるのかなどについも、詳しくお伝えさせて頂きますね。)
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という訳で、早速その調べた結果について見て行きたいと思いますが、まず犬が1日に必要とする水分量については、こちら「体重1kgに対して約50ml」と言われているようです。
そうなると、例えば5kgのワンちゃんでしたら、1日に約「250ml」が必要という事になりますね。(10kgの場合は「500ml」、20kgの犬なら1日に約「1L」が必要という計算になります。)
ただ、これはあくまでも目安であり、季節や運動量、または健康状態などによっても多少変わって来るとの事なので、その辺は事前にご了承下さい。
話を戻しまして、上記の1日に必要な水分量に対して、それ以上飲む事が増えた場合ですが、こういった時はやはり警戒が必要なようです。
例えば、目安の倍である水を飲んだとしたら、何かしらの異常のサインかもしれないとの事ですね。なので、このような時は、なるべく早めに動物病院へ連れて行って診察を受けた方が良いようです。
では、何故このように犬が水を多く飲みたがるか?についてですが、その理由としては。まず1つ目に「腎臓疾患」が挙げらるようです。
こちらは、尿が生成される腎臓が正常に働かずに、体内の水分量のコントロールが上手くいかなくなり、その結果として脱水症状が現れて、水を多く飲んでしまうというメカニズムのようですね。
また、2つ目の理由として「精神的な要因」なども挙げられますが、こちらについても、水を飲む量が増えると言われているようです。
例えば、ワンちゃんが不安に思った時に緊張状態が続いてしまい、その結果としてそれを紛らわせる為に、多くの水分を摂ってしまうという事のようですね。なので、長時間家を空けたり、周囲で大きな物音が聞こえてくる等の場合は、特に注意が必要かもしれません。
それと、3つ目の理由として「薬の副作用」なども挙げられますが、こちらについてもやはり注意が必要となります。
例えば、普段何気なく服用している薬の中には、尿を多く排出させる成分が入っている物などもあるようですから、その影響によって体内の水分量に変化が起こり、その結果として水を沢山飲むようになる事もあるようなので、気をつけなくてはなりません。
他にも、缶詰のようなウェットフードから、いきなりカリカリのドライフードなどに変えた場合、以前よりも水分が摂れなくなる為、その結果水を飲む量が増えてしまう事もあるようですね。この辺も注意が必要となります。
あとは、食事の塩分量などが増えたりすると、喉が渇いて水を飲む量が増えたりもするようなので、この辺にも十分に注意が必要となりますね。いずれにしても、少しでも気になる点などがあれば、まずは動物病院へ行って、獣医師さんに相談されることをオススメします。
犬が水を多く飲む事で考えられる病気(病名)や症状は?
さて次に、犬が水を多く飲む事で考えられる、病気(病名)や症状などについて、詳しく調べた結果を今からお伝えしたいと思います。
という訳で、早速その調べた結果についてですが、まず、犬が普段よりも水を沢山飲むようになった場合、「糖尿病」の疑いが挙げられるようです。
これは、人間の場合も同様ですが、そのメカニズムとしてはまず血液中の糖分が増え、それを排出させるために尿の量が増えて、その結果水分不足に陥り、水を飲む量が増えると言われているようですね。
また、膵臓から分泌されるインスリンの低下により、血糖値が上昇し尿に糖が含まれ、その結果尿を多く排出する事もあるようです。
いずれにしても、我々素人目で分かりやすいのは、上記の水分量が増えたことの他にも、例えばご飯をしっかりと食べているのに、体重が減少してしまうなどの症状が現れた場合です。こういった場合は、糖尿病の疑いがあるようなので、なるべく早めにかかりつけの獣医師さんに相談してみて下さいね。
それから、犬の水分量が増えた場合、他にも「子宮蓄膿症(しきゅうちくのうしょう)」の疑いなども挙げられるようです。(子宮なのでこちらはメスですね。)
これは、子宮内に細菌等の病原菌が侵入してしまい、それによって膿が溜まってお腹が膨らんだりする病気のようですが、このような病気の場合にも、水分量が増える傾向にあるようですね。なので、この辺も注意が必要となります。
また、この子宮蓄膿症という病気は、特に避妊していないワンちゃんなどが罹った際に、発熱し易いとも言われているので、その点なども覚えておくようにしましょう。
話を戻しまして、この他にも、犬が普段よりも水を多く飲んでいるような場合は、「皮膚炎」などに罹っている場合もあるようです。
こちらについては、甲状腺ホルモンや副腎皮質ホルモンの異常により、体のバランスが崩れてしまうと、皮膚に影響を及ぼすと言われているようですが、特に、副腎皮質ホルモンが過剰に分泌されると、「クッシング症候群」の可能性などもあるため、注意が必要となります。
また、異物の誤飲によって、水を飲みたがる事も考えられるようですが、こういった場合は、例えば咳き込んだり動くのを止めたり、苦しそうな様子を見せたりする事があるようなので、気付いたらなるべく早く対処してあげるようにして下さい。
それと、この他にも、犬が普段よりも水を多く飲む場合、下痢や嘔吐などを繰り返す事もあるようです。これは、気温や食事内容の変化等により体内の水分量が減ってしまい、水を飲み過ぎる事で起こってしまうようですね。
なので、これらの症状が頻繁に現れるようでしたら、こちらもまずは症状の改善の為に、動物病院で診てもらうようにしましょう。
水を飲む量が増えた時の犬の病気について-終わりに-
さて今回は、犬の1日に必要な水の摂取量についてを始めとして、その他にも、水を多く飲む事で考えられる病気の病名や症状などについて、詳しく調べて書いてみましたが、いかがでしたでしょうか?
まず、犬に飲ませる水の量については、計量カップやペットボトルなどを利用すると分かりやすいかも知れませんね^^ 例えば、体重が10kgのワンちゃんでしたら、1日に500mlの水分が必要となりますので、500mlのペットボトルを使うといった具合です。結構分かり易いですよね。
特に、家族全員で水を与えるような場合は、愛犬がどれだけ飲んだのかを把握しにくいので、そういった際に試して見ると良いでしょう。
また、今回は、犬が普段よりも多くの水を飲んでいる際に、考えられる病気などについてもお伝えさせて頂きましたが、その中でも特に糖尿病や子宮蓄膿症などは気をつけて下さい。これは何故かと言いますと、これらの病気は初期症状が出にくく分かりづらいからですね。
なので、ちょっとでも”あれ?”と思ったら、まずは1日に飲む水の量や尿の回数などを細かくチェックしてみて下さい。そうする事で、早期発見出来ると思いますので、ぜひ参考にしてみて下さいね^^
という訳で、今回は少々長くなってしまいましたが、以上これにて記事を終了させて頂きたいと思います。最後までご覧頂きありがとうございました!
※ラストに、犬用のフィルター式水飲み器を紹介している動画を発見しましたので、こちらをご紹介させて頂いて、今回の記事の締めとさせて頂きます。
こちらは、抗菌活性炭入りフィルターで綺麗な水が飲めるというだけでなく、水量計によってその水位なども分かるので、ワンちゃんの水分量管理には持って来いですね^^ どれだけ飲んだかをキチンと把握する事が出来ますので、興味のある方は是非ご覧下さい! ではまた会いましょう! (YouTube/ジェックスDOG&CATチャンネルより)
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