犬の背中に赤or黒い斑点や脱毛が見られる時の原因は何?
こんにちは、ドキシーボーイです。さて、画面の前の皆さんは、普段から愛犬のちょっとした変化や異変などにお気づきでしょうか? 少し落ち着きがなかったり、足を必要以上に噛んでいたりする場合など、飼い主としては、かなり心配になりますよね。
ちなみに、今回はその中でも、特に犬の背中に赤や黒の斑点が見られる場合や、脱毛などが見られたりする場合について、個人的にかなり気になったので、その辺について、原因なども合わせて詳しく調べて見ることにしました。
そうしたら、犬の皮膚病や脱毛などの原因には、いくつかの要因があるという事が分かりましたので、さっそく今から、その結果についてまとめたものを、詳しくご紹介させて頂きますね。
ちなみに、普段のブラッシングの際などにも気づけるように、出来るだけその症状別に細かく解説していますので、ぜひ最後までご覧頂ければと思います。では早速見て行きましょう!
このページの目次
1.犬の身体に赤や黒い斑点? 皮膚病と色別で見る様々な原因
さて、まずは犬の皮膚病についてですが、これは犬の患部の色を見て、ある程度病気を推察することが出来るようです。ですので、動物病院へ行く前にその色を確認して、それをお医者様に伝えるのも良いかもしれませんね。
という訳で、さっそく以下に、犬の皮膚の色別で考えられる病気の種類について書いてみましたので、ぜひご覧ください。(これ以外にも起こりうる病気はありますので、あくまで一例としてお考え下さい。)
- ・皮膚に赤い斑点がある…ツメダニ・ノミアレルギー性皮膚炎・膿皮症。
- ・皮膚に黒い斑点がある…アトピー性皮膚炎・膿皮症。
- ・皮膚が黄色い…肝臓の病気として急性肝炎・慢性肝炎。
以上このようになっていますが、もう少し各々の原因について、詳しく知りたいところですね。という訳で次に、上記に挙げた皮膚病の原因について、順を追って説明していきたいと思います。
1-1.ツメダニ
ツメダニというのは、犬の皮膚の柔らかいところを刺すダニです。ちなみに、主な感染ルートとしては、既にツメダニに刺された犬が近づいて触れたことにより、感染するケースが多いようですね。
症状としては、皮膚が赤くなり激しいかゆみに襲われます。また、フケなどが発生して、背中や耳の後ろなどが白くなることもあるようです。
気になる処置としては、ダニを殺す殺虫剤を噴きかけることでダニを退治できますが、人にも感染する恐れなどもあるので、やはり動物病院へ行くのが正解ですね。
また、お部屋にダニを繁殖させないよう、普段からお掃除などをして、住まいの環境を整えることなども、とても大事になります。
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1-2.ノミアレルギー性皮膚炎
このノミアレルギー性皮膚炎は、ノミが血を吸う際に出す唾液が原因で起こります。特にアトピーやアレルギーを持っている犬などは、かかりやすいようですね。
症状としては、皮膚が赤くなったり、じんましんが出るため、かゆみが止まらなくなるそうです。さらに症状が酷くなると、脱毛してしまうこともあるとのこと。(特に耳の後ろや腰に出ることが多いようですね。)
ちなみに、改善策としては、濃霧スプレータイプの薬を吹きつけて、ノミを駆除すると良いそうです。また、多頭飼いの方などは、まだ症状の出ていない他の犬にもノミが潜んでいる事もあるようなので、注意が必要とのことです。
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1-3.膿皮症
さて、3つ目の原因は膿皮症ですが、こちら皮膚に菌が繁殖することで炎症を引き起こす病気です。
ちなみに、この膿皮症の病原菌の大半はブドウ球菌で、一般的には害を及ぼす事は無いようですが、何らかの原因で細菌のバランスが崩れることによって、炎症が起こるようです。
それと、この膿皮症は、皮膚が赤くなるのがその病気のサインのようですが、症状が進むと黒くなるようです。あと、その他の症状としては、かゆみや脱毛、発熱などが起こりやすいとされています。
ちなみに、治療法は薬用シャンプーで皮膚を洗って、抗生物質を使って治すのがベストのようですね。ただし、シャンプーについては、適度にすれば細菌の繁殖を抑えるのに効果的ですが、やりすぎると皮脂が落ちて、細菌の侵入を許す事にも繋がるようなので、その辺には注意が必要です。
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1-4.アトピー性皮膚炎
犬のアトピー性皮膚炎は、生後3ケ月から3歳までに起こることが多いとされています。主に、皮膚のバリア機能の低下が原因とされているようです。
ちなみに、その症状としては、かゆみや皮膚が赤くなったり、毛が薄くなったりといった感じですね。こちらも症状が進むと、全身に広がり皮膚が黒くなって行きます。
それと、特徴としては左右対称に症状が出てくるので、最も出やすい脚や顔など、普段から気をつけて見てみるのが、良いかもしれません。
あとは、気になる治療法としては、投薬が中心となるのですが、家の中のダニ対策が最も重要となります。なので、普段からこまめに清掃する事はもちろんのこと、温度や湿度などもチェックして、繁殖を防ぐことが大切になってきますね。
1-5.急性肝炎・慢性肝炎
さて、次は、急性肝炎や慢性肝炎などが原因で皮膚に異常が見られる場合ですが、こちら見た目的には、上述したように皮膚が黄色く見えます。そして、症状としては、主に食欲が無くなったりするようです。
ちなみに、その原因としては内的・外的要因など考えられるので、一概には言えないようですね。ですが、少しでもそういう症状が感じられたら、まずは病院へ行くことをおすすめします。
話を戻しまして、以上、犬の皮膚の色が変わる主な原因についてご紹介させて頂きましたが、その他にも、腸内環境の変化によって炎症を起こすことなどもあるようです。
これはどういう事かと言いますと、腸内に悪玉菌が増えた状態で免疫力が低下して、その結果、皮膚炎などが引き起こされてしますというケースですね。
ちなみに、腸内環境を整えるのには、善玉菌を増やすのが1番と言われていますので、薬だけでなく、以下のような乳酸菌の入ったサプリメント(栄養補助食品)などを活用するのも、一つの手ではないでしょうか?
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2.犬の身体に脱毛が見られる場合の原因はなに? 治療法は?
さて、それでは次に、犬の身体に脱毛が見られる場合の原因についてですが、とりあえず”生え変わり以外で何があるのかな~?”と思い調べてみたところ、どうやら皮膚炎の時と原因が同じ場合もあるようですね。
これはどういう事かと言いますと、前項でご紹介した通り、例えば皮膚炎を患っている犬の症状が悪化して、そこから脱毛してしまうといったケースです。(ノミアレルギー性皮膚炎や、膿皮症のところでご紹介しましたね。)
なので、単に脱毛と言っても、病気のサインの可能性がありますので、注意が必要です。中でも、特に注意が必要なのが、副腎皮質ホルモンが多く分泌されることで起きる、「クッシング症候群」です。
こちら、症状としては、脱毛の他に尿の量が増えたり、お腹が膨れていったり、筋肉量が少なくなるようです。特に、高齢の犬に多いようで、10歳前後からのワンちゃんには注意が必要かもしれません。(ちなみに、脱毛の範囲は、疾患部分だけの皮膚炎と違い、全身に現れるとのことですね。)
また、その原因については、内分泌腺である下垂体から、「コルチゾール」というホルモンが多く分泌されることで、引き起こされるとのことです。それに、このコルチゾールが脂肪やコラーゲンを血糖に変えてしまうことで、新たに糖尿病などの病気を併発してしまう事などもあるようですよ。
気になる治療法としては、コルチゾールの分泌を阻害する薬を投与することになります。ただ、副腎に腫瘍ができた場合などは、投薬治療では解決できず手術や放射線治療が必要となりますので、その辺はかかりつけの獣医師さんなどに、よく相談するようにしましょう。
犬の身体に斑点や脱毛が出た際の原因について-終わりに-
さて今回は、犬の皮膚の色や脱毛といった症状からから見える、様々な病気のサインについて、詳しく調べてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
やはり、手術といった最悪の自体を避けるためにも、普段のブラッシングやシャンプーの時から、愛犬の皮膚の状態を注意して見ることが重要になってきますね。
また、脱毛に関しては季節の変わり目で抜けることもありますが、こちらも注意しておくことに越した事はありません。明らかに今までと抜け方が違うようでしたら、すぐに動物病院に連れて行きましょう。
という訳で、本日は、内容が内容だったので少々長くなりましたが、以上これにて終了させて頂きます。最後までご覧頂きありがとうございました!
※ご自宅で出来る犬のアトピーや皮膚炎のスキンケアについての動画を発見したので、最後にこちらをご紹介させて頂き、今回の記事の締めとさせて頂きます。(YouTube/武田奈保美さんの動画より)