犬が掘る仕草(動作)の意味って何だ? 病気じゃ無いよね?
こんにちは、ドキシーガールです。さて皆さんは、犬が穴を掘る動作を見て、どのように思われますか? これって、ただ客観的に見ているだけだと、何やら夢中になっているようで、とても可愛らしいように思えますよね。
実際に、犬を多頭飼いしている私自身も、よくこういった光景を目にするのですが、本当に熱心に掘り掘りしているので、”あ～、きっとこれは犬の本能なんだろうな～”と思いながら、微笑ましく見えてはいます。
で・す・が!! こういった動作をせっかく整えた毛布の上などでされると、めちゃくちゃにされて困るという一面などもあるんですよ～^^; (実際に犬を飼われている方はご存知かと思いますが、何回もやられると戻すのが億劫になるんですよね…。)
それに、何分もの間連続してやられると、”え? もしや何かの病気ではないよね?”と、不安にもなります。実際に、ネット上などを見ても、この動作の意味が分からずに、どう対処をして良いのか分からないという声なども、結構あるようです。
そこで今回は、犬が穴を掘る動作(仕草)には一体どのような意味があるのか?という部分を始めとして、その他にも、こういった行動の裏には、何か特別な病気との関係性などあるのか?といった気になる部分について、詳しく調べてみることにしましたよ! という訳で、早速スタート!
このページの目次
犬が穴を掘る動作や仕草の意味とはなんだ? 本能や遊び!?
さて、それではまず、犬が穴を掘るような動作や仕草をする理由について、詳しく見て行きたいと思いますが、これについては、大きく分けて2つあると言われています。
具体的には、まず1つ目は皆さんお察しの通り、「動物としての本能」と言われていて、もう1つは「遊びの延長線上」と言われています。
という訳で、まずは「動物としての本能」についてですが、こちらどのような事かと言いますと、元々犬の祖先であるオオカミは、外敵や気候の変化に柔軟に対応する為に、巣穴を作って生活していました。
この巣穴では、上述した外敵や気候の変化に対応するという事の他にも、出産や子育てなどを行っていましたし、他にも捕まえた動物などを隠していたりもしました。要するに、その時代の名残が今も残っているんですね。
実際に、犬を飼われている方など、愛犬が掘った寝床にオヤツを持って行ったりしたのを見たことがありませんか? これも本能なんですね。それだけ犬にとって穴を掘るという行動には意味があるのです。
ちなみに、犬はその鼻を使って獲物を探し当て、そこから掘ったりもしますが、これも広義では動物の本能と言えそうです。
よく、野性時代の犬は穴を掘ってモグラを捕まえていたと言われていましたが、現在でも、例えばミニチュアダックスなんかの場合、アナグマを捕まえる為に、訓練されていたりしますよね。
それに、よく「ここ掘れワンワン」なんて言いますし、そういったオヤツを探し当てるオモチャなどもあります。 そんな事もあり、犬はそれだけ、鼻を使って穴を掘るのが好きなのです。
あ! 寝床で思い出しましたが、犬がフローリングやソファーやベッドで一心不乱に穴を掘るような仕草を見かけた事があると思いますが、これは自分の寝床をしっかり確保する為と言われていますね。
なので、その掘った後にじっとしてくつろいでたり、安心して寝ているような場合は、ワンちゃんがそこに満足のいく寝床を作る事が出来たというサインとも言われています。
そんな事もあり、基本的には、犬が飽きるまではそっとしておいた方が良いのですが、でもしつこく堀り続けて、カドラーやクッションなどを壊してしまうようならば、そこは注意が必要だと思います。
なぜなら、その壊した穴から出てくる綿や糸くずなどを、間違って誤飲する恐れがあるからです。そうなると、命にも関わって来ますよね。
なので、仕草的には可愛いので、そのまま放っておいて眺めていたいところですが、でも上記の通り誤飲するとまずいので、ちょっとでもボロボロになったかな?と思った物は、なるべく早めに交換するようにしましょう。
ちなみに、ソファーやフローリングなどを傷つけられたくないという場合は、そもそもそこで掘る行動をさせないようにする必要があるようですね。つまりは「躾」です。
あと、これは豆知識ですが、犬が寝床を作るために掘った後にクルクルと回るような仕草をする場合、これは地面を踏み固めて、寝る環境をより理想的な形にしているそうですよ^^
次に、もう1つの掘る理由の、「遊びの延長線上」についてですが、こちら読んで字の如く、犬が走り回って遊んでいる時などに、その楽しさからか、興奮して穴を掘る場合もあるようです。(あとは、飼い主さんの気を引くために、わざと掘っているなんて事もあるみたいですよ。)
なので、このようなケースの場合は、基本的にはこれといった意味は無いので、さほど気にせず放っておいて良いようです。
まぁストレス解消という意味では、ご自宅の庭や公園、ドッグランなど、穴を掘ってもさほど問題の無い所に連れて行ってあげるのも、散歩と同じ位重要なのかもしれませんね。
特に、一人暮らしで、平日の昼間など愛犬を独りぼっちにさせてしまっている方などは、ワンちゃんをリラックスさせるために、休日に連れていってはどうでしょうか?
ただし、外の場合は掘りすぎ注意ですけどね^^; これは何故かと言いますと、そもそも穴で外観を損ないますし、何よりも他の人や犬をつまずかせて、怪我なんてさせたら大変だからです…。(というか、愛犬が穴を掘ったら飼い主が埋めましょう。)
ちなみに、犬が興奮してしつこく掘り続けているような場合などは、少し大きめにワンちゃんの名前を呼んだり音を立てたりすると、その声や音に「ハッ」と気付いて、我に返る事もあるようですね。
ですので、ちょっと長いかな?と感じた場合は、このような方法で対処してみて下さい。
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犬が穴を掘る動作や仕草って何か病気との関係性はあるの?
さて、ここまで、犬が穴を掘る動作や仕草の意味についてお伝えしてきましたが、ここからは、こういった行動が何か病気と関わっているのかどうか?という、気になる部分について見て行きましょう。
で、早速その調べた結果ですが、こちらズバリ、特に病気との関連性は無いとの事でした。ただし、ワンちゃんによっては、ストレスによって穴を掘る場合もあるみたいなので、注意が必要です。
ちなみに、犬がストレスを溜めてしまう理由については、日常的に長時間ケージに入れっぱなしにされていたり、留守番ばかりさせられている事が関係しているようです。要するに、1人で寂しい思いをさせられている場合などですね。
あとは、就寝前でもないのに、犬が突然穴を掘るような仕草をする場合は、運動不足なども考えられるので、それを解消させる為に、外で遊ばせてあげる事も重要なようです。(ちなみに、これは室内犬も外飼いも関係ありません。散歩しないのは1番のストレスです。)
そして、この他にも、飼い主さんが常にヒステリックな状態で言い争いをしていたり、またはそんな飼い主さんに怒られる事でも、ストレスが溜まったりするようです。そして、その結果、無意味に掘り続けてしまうようですね。(この辺は回避行動なのでしょうか?(TдT))
なので、そういった事が原因で愛犬にストレスを溜めさせないようにする為にも、普段から存分に運動をさせてあげて、何よりも、その後に可愛がってあげる事が重要かと思います。これにより、不安感など取り除いてあげる事が出来るのでは?と思いますね。
まぁちょっとでも何か変だなと思ったら、まずはストレスが溜まっていないかなど、チェックする必要がありますね。とにかく、愛犬の事を第一に考えてあげて下さい。
犬が穴を掘る動作の意味や病気との関係性の記事-終わりに-
さて今回は、犬が一心不乱に穴を掘る仕草の意味についてを始めとして、その他にも、こういった動作が何か病気と関係があるのか?という、気になる部分について調べてご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?
このように、犬が穴を掘る理由や意味について、今回色々とご理解頂けたかと思いますが、いずれにしても、もしも愛犬がこのような行動を取っているのを目にしたら、何が原因なのか探ってみる事をオススメします。
例えば、本能でそうしているのか、遊びで構ってほしいのか、ストレスを抱えているのかなど、ある程度その辺を理解できるようになれたら、そこからの付き合い方も変わると思いますよ^^
ですので、日常的に体調管理も含めて、このようなサインを見逃さないようにして下さい。そうすることで、愛犬とのより良い関係を築いて行く事が出来ると思います!
ちなみに、犬が穴を掘る理由については、今回ご紹介した以外にも、以下のようなものがあるようです。
犬が穴を掘るその他の理由
- ・暑さを凌ぐ為(犬は本能で”土の方が冷えている”というのを理解しているので、穴を掘りうずくまることで体温を下げると言われています。)
- ・大切な物を隠す為(こちら、冒頭でもサラッとお伝えしましたが、犬はオモチャやお菓子など、何か大事な物を、掘って隠す習性があると言われています。)
- ・自分をアピールする為(犬の後ろ足にの指の隙間からは、匂いを出す物質が分泌されると言われています。そんな事もあり、犬は他の犬にアピールする為に、土を後ろ足で蹴り上げて、穴を掘ったりもするとも言われているようですね。)
という訳で、この辺も参考にしてみてくださいね! 以上、本日はちょっと長くなってしまいましたが、これにて記事を終了させて頂きます。最後までご覧頂きありがとうございました!
※ラストに、ワンコが嬉しさの余り、穴を掘っている光景を収めた動画を発見しましたので、こちらをご紹介させて頂いて、今回の記事の締めとさせて頂きます。
この動画では、2頭のワンちゃんがじゃれ合った後に、喜びの余り穴を掘り始める様子が映っていますが、とにかく分かりやすいので、ぜひ参考程度にご覧頂ければと思います! (YouTube/保護犬猫さくらとねねさんの動画より)
