犬の利き足(利き手)と性格の関係とは? 利き足の調べ方は?
こんにちは、ドキシーガールです。さて突然ですが、犬にも人間と同様に利き足(利き手 ※以下、利き足とします。)があるのはご存知でしたか? 筆者は、友人からその話を聞いて半信半疑だったのですが、どうやら本当のようです。
しかも、その友人が言うには、犬の利き足には性格なども関係しているとのことで、なんでも、右利きか左利きかで、性格の傾向に違いが出るんだとか(゚д゚) かなり興味深い話ですよね。
そこで今回は、犬の利き足と性格の関係についてや、その他にも、そもそもの犬の利き足の調べ方などについて、詳しく調べて見ることにしましたよ!
この記事を読んで頂くと、今まで分からなかった犬の利き足事情について詳しく知ることが出来ますので、ぜひ最後までご覧くださいね^^ 詳細はこちら!
このページの目次
犬の利き足(利き手)と性格の関係とは?
さて、という訳でまずは、犬の利き足と性格の関係についてですが、こちらどのようになっているのでしょうか?
その辺が気になり早速調べてみたところ、どうやら犬は右利きか左ききかで、その物事に対する考え方が異なるとのことです。
具体的には、イギリスにある「クイーンズ大学」の研究チームが、犬の食べ物を探す際の考え方について研究を行ったそうですが、これによると、犬は右利きか左利きかで、楽観的か比較的かが分かれたようですね。
研究内容としては、まず30匹の家庭犬を対象に、おやつを詰めたおもちゃで、どちらの足をより多く使って、そのおもちゃを固定しようとしたかが調査されました。(前足を100回使うまでの統計です。それで、右と左のどっちを多く使ったかが調査されました。)
その後に、ある地点で食べ物を見せた後、それぞれの犬が食べようとして、ついて来るフットワークの軽さをみながら、楽観的か悲観的かを調査したそうです。
で、その結果、右利きの犬が移動スピートが早く、左利きの犬が遅いという結果になったようですね。これによって、物事に楽観的か悲観的かを判断したそうです。
「ソース」Cognitive bias and paw preference in the domestic dog, Canis familiaris
ただし、ここで言う悲観的とは、一般的な悪い意味ではありません。なぜなら、「左利きの犬は悲観的で悪い」みたいになると、片一方だけがネガティブなイメージになってしまいますよね。人間と同様に、犬もそれぞれ個性がありますから、これでは公平性がありません。
それに、ここでいう悲観的というのは、ネガティブな記憶をしっかりと覚えておく、つまり用心深く生きるタイプとして使われているからです。
考えようによっては、冷静で頭の良い子というイメージですよね。特に、群れで生きていた野生時代などは、役に立った経つ事でしょう。(それで群れを護る事にもなりますから。)
しかしながら、現代では多くの犬が家庭犬として育っていますから、そこまでネガティブな事を記憶しておいたり、慎重になったりする必要性はありませんので、用心深く生き過ぎてもストレスは溜まります。なので、その辺は、飼い主さん側での見極めや、ケアが必要になって来るでしょう。
ちなみに、なぜ左利きの犬が悲観的なタイプが多いのかと言いますと、こちらはどうやら、右脳と左脳が関係しているようです。
一般的に、動物というのは、右脳の方で刺激や恐怖を感じる役割があって、左脳の方でその恐怖を抑制して、新たな刺激を探すという役割があると言われていますから、そういった理由で左利きの犬は悲観的と言われているようですね。
そしてもう一つ。動物というのは、運動機能の逆側によってコントロールされる傾向にありますので、つまりは左利きの犬は右脳を多く使い、右利きの犬は左脳を多く使う傾向にあるという事になります。要するに、左利きの犬は右脳を多く使うので、恐怖も感じやすいのですね。それが悲観的とされる理由なのです。
ちなみに、筆者も左利きなのですが、確かにそれは思い当たる節があります。怖いビデオなどを見ている時に、皆が平静でいる中、一人で「ギャー」とか騒いでいるので、やはりこの傾向に当てはまるのでしょう。(元々ビビりなだけかもしれませんがw)
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話を戻しまして、という事は、それとは逆の右利きの犬が楽天的なのも分かりますよね。左脳を多く使うので、常に新しい事に興味をもって、すぐに動き出す傾向にあるという事が分かります。
例えば、犬というのは何匹か同時に生まれますが、その中でもやんちゃだったり、すぐに新しいものに興味を示して動く子がいますよね? その子はもしかしたら右利きなのかもしれません。そう考えると面白いですね^^
犬の利き足(利き手)の調べ方はどうすればいい?
さて、前項では、犬の利き足によって、性格の傾向にも違いが出るという事が分かりましたが、では、そもそもどうやってその利き足を調べれば良いのでしょうか? かなり気になる部分ですよね。
そこで、その辺について、早速詳しく調べてみたところ、まずこちら、イギリスのマンチェスター大学での調査結果によると、犬には左利きと右利きがそれぞれ50%ずついるという結果が報告されているようです。
これだけ見ると、犬はちょうど半々で右利きと左利きが分かれているという事が分かりますね。人間だと圧倒的に右利きが多いですが、どちらにしても興味深い結果です。
で、本題である犬の利き足のチェック方法ですが、こちらについてはどうやら以下のような調査方法があるようです。
- ・「お手」の際に、どちらの手を頻繁に使うか。
- ・座っている状態から歩き出す際に、どちらの足を多く使うか。
- ・タオル下におもちゃやおやつを隠して、どちらで取ろうとするか。
- ・テーブルの下におやつを隠した際に、最初にどちらの手でおやつに触れるか。
- ・犬の鼻にテープ等を貼った時に、どちらの手で取ろうとするか。
- ・おやつ入りの容器からおやつを出す際に、どちらの手で取ろうとするか。
これらの方法を使って、犬の利き足を確認します。一応、回数としては最低でも数十回との事ですが、その際に、データは全て記録しておきます。これによって利き足を判断するとの事ですね。
ちなみに、もしもどちらも同じくらい使うようであれば、その犬は両利きという事になります。かなり根気のいる作業ですが、愛犬の利き足を知ることで、考え方の傾向も知る事が出来るので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?^^
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犬の利き足(利き手)についての記事-終わりに-
さて今回は、犬の利き足と性格の関係についてや、その他にも、利き足の調べ方などについて、詳しく調べて書いてみましたが、いかがでしたでしょうか?
もちろん、今回ご紹介した内容は、あくまでも数十匹程度の犬を対象にした調査で、どこまで信憑性があるのかは分かりません。それに、実際はそれぞれの生活条件や環境などによって分かれてくると思いますので、いずれにしても、とりあえずという感じで参考にして頂けたらと思います。
まぁでも、個々の性格の傾向を知るという事は、その後の躾の際にも非常に役立つ事かと思いますので、参考にする価値はありそうですよね^^ それに、そういった傾向を知る事で、盲導犬の適正など、社会貢献にもつながってくると思います。
何にしても、犬を飼っている皆さんは、これを機にぜひ愛犬の利き足を調べられてみてはいかがでしょうか? それだけでも楽しめると思いますよ^^
という訳で、今回は以上となります。最後までお読み頂きありがとうございました!
※ラストに、犬猫の利き手(利き足)について解説している動画を発見しましたので、最後にこちらをご紹介して記事の締めとさせて頂きます。ではまた会いましょう! (Youtube/ホウキの雑学より)