犬が熱中症を引き起こした際に冷やす場所は? その他の回復方法は?
こんにちは、ドキシーボーイです。さて皆さんは、愛犬が熱中症のような症状を見せた際に、どのように対処すれば良いのかご存知でしょうか?
まず、多くの方が思い付く事として、とにかく早く体を冷やしてあげて、少しでも体温を下げさせるという方法が思い浮かびますが、ただ、犬の体を冷やすと言っても、どの部分を冷やせば効果的なのか、今いちよく分かりませんよね。
それに、氷や水などが近くに無い場合など、応急的にどのような物を使って処置をすれば良いのか?という部分も、個人的に気になる所です。
そこで今回は、犬が熱中症を引き起こした際に、冷やす場所はどこなのか?という部分を始めとして、その他にも、冷やす以外の回復させる方法などについて、詳しく調べて見ることにしましたよ!
この記事を読んで頂くと、犬の熱中症に対する基礎知識だけでなく、対処法(処置)などについてきちんと理解出来るようになると思いますので、是非最後までご覧下さいね。それではスタート!
このページの目次
犬が熱中症の時に冷やす場所はどこ? 効果的なポイントは?
さて、まず始めに、犬が熱中症のような症状を見せた際に、体のどこを冷やせば良いのか?という部分について、詳しく調べた結果を今からお伝えさせて頂きますね。
という訳で、早速その調べた結果について見て行きたいと思いますが、ちょっとその前に、予備知識として犬が熱中症になった際に、どのような症状を見せるのかについて、簡単に見ていきましょう。
で、早速その詳細についてですが、まず犬が熱中症に陥ると、初期症状として「ハァハァ」と口を開けて呼吸をしていたり、よだれを垂れ流したりします。後は、体が震えたり(もしくは痙攣する)などの症状が出る場合もあるようですね。
ちなみに、熱中症の症状が更に悪化してしまうと、重症例として、血尿や血便・吐血といった症状が出たりもするようです。その際に、呼びかけに答えず意識を失ってしまうなんて事も、起こり得るそうですよ。
こうなると、一刻も早く動物病院へ連れて行くのがベストでありますが、その前に飼い主さん自身が出来る処置として、今回ご紹介する「冷やす」という方法が挙げられます。これがとにかく重要なんです。
ちなみに、こちら何故かと言いますと、上記のような症状が出た際に、どれだけ早く適切に処置出来るかによって、その後のワンちゃんの体に、大きな影響を与えると言われているからですね。だから、病院前のセルフ処置はとても大事なんです。
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話を戻しまして、次に犬が熱中症のような症状を見せた際に、どのように対処すれば良いのか?についてですが、こちらまずはワンちゃんの体に水を掛けてあげる良いそうですね。保冷剤等で冷やすのはその後で良いそうです。
何故なら、アイスノンや保冷剤等では、体の表面のみ冷たくなるだけで、体温はそれ程下がらないと言われているからですね。それに、皮膚表面を急激に冷やしてしまうと、毛細血管が収縮してしまい、体内から熱が放出されにくい状態となってしまうからのようです。ん~、なるほど(゚д゚)!
という訳で、まずは水を使って体全体に掛けてあげましょうという話になりますが、ちなみに、頭から急に掛けてしまうと、ワンちゃんがビックリして逃げてしまう恐れがあるので、出来るだけ後ろから濡らしてあげて、後は首から下の部分をしっかりと濡らしてから、最後に頭にかけてあげると良いそうです。
そうする事で、徐々に体温が下がっていき、呼吸も落ち着いて来るそうなので、後はタオルで巻いた保冷剤等で「首(頸動脈の部分)」、「前足の付け根の内側(脇の下)」、「後足の付け根の内側(股関節の部分)」の3か所を冷やしてあげると良いそうですよ^^
ちなみに、健康状態の犬の呼吸は、「1分間に20~30回程度」とされているようなので、水をかける際は、この辺を目安にして呼吸が落ち着くのを待ちましょう。また、体温の目安としては、およそ「39℃」前後と言われていますので、体温計があればそちらでも確認してみて下さい。
で、その後に、軽くタオルドライしてから、先述したように保冷剤等で冷やしてあげて下さいね。(ちなみに、先述した3ヶ所には血管が多く集中しているようなので、冷やす際はそれらを中心に冷やして行くと良いそうです。)
ちなみに、熱を放出させて体温を下げると言っても、低体温症にならないようにする事だけは気を付けて下さい。これは何故かと言いますと、体調を崩している状態の犬というのは、上手く体温調節が出来ないからですね。なので、やはり体温計を使って、逐一、今何度なのかを計って行くことをオススメします。
あ! そうそう、首筋に関してはクールバンダナでも良さそうですね。これなら、普段のお散歩の熱中症対策としても役に立ちますから、持っておいて損は無いかと思いますよ^^
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話を戻しまして、後は、ワンちゃんの体を冷やしている最中に、病院へ連絡して状況を伝えたり、指示を受けるようにして下さい。この時に、症状が収まったと自己判断せずに、本当に治ったかどうかを先生に診てもらう事が重要なんだそうですね。
※それと、補足情報として、以下2つの動画をご紹介させて頂きますので、参考がてらご覧ください。まず1つ目は、犬の熱中症対策として、濡らしたタオルを頭から首に掛けている動画です。(YouTube/CHOCO LIFEより)
2つ目は、獣医師の先生が、犬の熱中症の起こりやすい環境&症状についてや、他にも対策法などについて具体的に解説してくれている動画です。こちらも参考になるので、是非併せてご覧になってみて下さい。(Youtube/kitamuraより)
いかがでしたでしょうか? やはりワンちゃんも人間と同じように、汗と一緒に塩分が出ていってしまうとの事で、水分補給の際は塩分摂取も必要になってくるんですね。勉強になりました^^
犬が熱中症を引き起こした際に冷やす以外の回復方法は何?
さて、ここからは、犬が熱中症に罹った際に、冷やす以外の何か適切な方法は他にもあるのか?という部分が気になったので、その辺について詳しく調べてみる事にしました。
という訳で、早速その調べた結果について見て行きたいと思いますが、まずはとにかく「涼しい場所に移動する」のがベストのようですね。ちなみに、屋外であれば直射日光を避けれる場所だったり(例えば木の下や屋根の下など)、室内であればクーラーが効いているような場所に移動するという具合です。
また、意識がしっかりしているようなワンちゃんには、前項でお伝えした通り「水分補給」がお勧めですが、もし可能であるならば、経口補水液やスポーツドリンク(3倍程度に薄めた物)を飲ませて、早めの回復を促すと良いそうですね。(もちろん、どうしても飲みたがらない場合は、無理に飲ませないで下さい。)
ちなみに、犬専用の「ペットスエット」なんてのもあるようですよ(゚д゚)!こちらは、ポカリの会社が出している製品のようですが、いずれにしてもこういった専用の商品であれば、そのまま飲ませる事が出来ますのでオススメです。ぜひ購入を検討してみて下さい。
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話を戻しまして、この他にも「扇風機の風を当てる」というのも効果的なようですが、ただ、こちら普通に使っていては意味が無いんだそうですね。
”え? 何で?”という感じですが、これは何故かと言いますと、ほとんどの犬は体全体に汗をかく事が出来ない為、汗の気化熱によって体温を下げられない為です。要するに、体の表面に水分が全く無い状態では、上手く体温を下げる事が出来ないんですね。
なので、ワンちゃんの体を水で軽く濡らした後に、扇風機を当てる事で、その水分の気化熱によって体温を下げて行く(熱を奪う)という訳です。
という訳で、以上が、犬が熱中症に罹った際の、冷やす以外の回復方法についてでしたが、これらはあくまで応急処置なので、その後は先程お伝えした通り病院へ連れて行ってあげて下さいね。
そのままにしておくと、内臓にダメージが残ってしまう可能性もあるようなので、必ず病院へ行って診察を受けるようにして下さい。間違っても、自己判断して「治ったから病院行かなくて平気っしょ♪」何てのは駄目ですよ^^;
犬が熱中症の時に冷やす場所やその他の回復方法について-終わりに-
さて今回は、犬が熱中症を引き起こした際の、体を冷やす場所は何処なのか?という部分を始めとして、その他にも、冷やす以外の何か効果的な回復方法はあるのか?という部分について、詳しく調べて書いてみましたが、いかがでしたでしょうか?
とにかく、犬の熱中症というのは、重症化してしまうと後々かなり大変になって来ますので、他の病気と同様に、なるべく早い対処が必要となって来ます。
ちなみに、その際に飼い主さんがやるべき事としては、まず本日お伝えしたような内容で愛犬の体を冷やしてから、その後に動物病院へ連絡をして、後は出る時も濡れたタオルを体に掛けるといった事が、一連の流れとなります。
先程ご紹介したクールバンダナの他に、濡らせる洋服とかを着せても良いでしょう。これも普段から使えますよね。とにかく体温を上げないようにして下さい。
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いずれにしても、一番は熱中症を引き起こさない事ですので、やはり普段から注意深く見てあげたいものですね。愛犬の異変に気付いてあげられるのは、やはり飼い主さん自身ですので、その辺を肝に銘じておくようにしましょう。
という訳で、今回はこれにて記事を終了させて頂きます。最後までご覧頂きありがとうございました!
※ラストに、先程ご紹介した、濡らすタイプの服の検証動画を発見したので、こちらをご紹介させて頂いて、今回の記事の締めとさせて頂きます。
この動画では、30分ほど散歩した後のひんやり具合はどうだったか?や、使い勝手などについて詳しく解説してくれていますので、興味にある方は是非ご覧になってみて下さいね! ではまた会いましょう! (YouTube/北村宏介さんの動画より)