犬の熱中症の初期症状はよだれに震え? 重症化すると血尿や血便も?
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こんにちは、ドキシーボーイです。さて、季節も8月という事で夏真っ盛りの時期ですが、皆さんは何か愛犬の為に暑さ対策をされていますか? 実は、犬というのは、寒さよりも暑さに弱い動物と言われていて、特に湿度の高い日本の夏は苦手だと言われているようですね。
なので、留守中の窓を閉め切った室内でのお留守番はもちろんのこと、30℃を超える屋外での散歩や車内での放置等は、ワンちゃんが熱中症を引き起こす可能性大で、特に注意が必要だと言われています。
ちなみに、熱中症が重症化して行くと、人間と同様に命を落としてしまう危険性もあるとの事で、やはりきちんとした知識をしっかりと身に付けて、何か不測の事態が起きても慌てずに対処して行きたいものですね。
では、犬が実際に熱中症に罹った際に、一体どのような症状を見せるのでしょうか? この辺について、個人的には気になる点がいくつかあります。
そこで今回は、犬の熱中症の初期症状として、よだれや震えといった症状が見られるのか?という部分を始めとして、その他にも、重症化が進むと血尿や血便といった症状は出てくるのか?という部分について、詳しく調べて見ることにしましたよ!
この記事を読んで頂くと、犬の熱中症の症状について理解出来るだけでなく、その対処法などについても詳しく知ることが出来ますので、是非最後までご覧下さいね^^ それではスタート!
このページの目次
犬の熱中症の初期症状でよだれや震えといった症状は出るのか?
さて、まず始めに、犬の熱中症の初期症状で、よだれや震えといった症状は見られるのか?という部分について、詳しく調べた結果を今からお伝えさせて頂きたいと思います。
という訳で、早速その調べた結果について見て行きたいと思いますが、ちょっとその前に、まずはそもそも熱中症とは何なのか?について、サクッとご説明させて頂きますね^^
で、熱中症とは何なのか?の答えですが、こちら簡単に言いますと、「高温多湿な状況下で、体が上手く適応出来ずに起きる健康障害」の事を指して言うそうです。なので、屋内・屋外に関わらず、気温が高く尚且つ湿度が高い環境下で起きやすい病気なんですね。
また、犬がどうして熱中症になりやすいのか?という理由については、こちら「犬には基本的に皮膚に汗腺が無い為、発汗による体温調節がし辛い」という事が挙げられるようです。(中には皮膚に汗腺のある犬種も存在しているようですが、殆どが肉球だけに汗をかきます。)
ちなみに、ワンちゃんが暑い時などに、よく口を大きく開けて「ハァハァ」と荒く呼吸をしながら、よだれを垂れ流していたりするのを見かけた事もあるかと思いますが、あれで主に体温を調節しているんですね。
具体的には、急激な体温の上昇があると唾液を蒸散し舌を乾燥させ、その蒸発する時の気化熱によって、体温を下げようとしているみたいです。いずれにしても、体温調節の大半を「呼吸」に頼らなければいけないようですね。
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あ! それと、このように「ヨダレ」や「呼吸が荒い」状態の時などは、熱中症の初期症状と言えるようです。特に、ヨダレが大量に出ている時などは、十分な注意が必要なんだそうですね。
また、体温が上がっている時には、脈拍が早くなる事もあり、それが原因で「体の震え」が出て来るとも考えられていて、これも熱中症の初期症状の1つと言えるようです。
なので、このような症状が見られた時などは、とにかく水分補給はもちろんのこと、屋外の場合は冷水を体にかけたりなどして対処する必要があります。室内の場合はエアコンのある涼しい部屋で、尚且つひんやりマットやカドラーなどを使うと良いそうですね。
※おかえり園田くん/スクエアサマーベッド L/カドラー
という訳で、このようにしっかりとした対処をなるべく早くしてあげれば、症状がそこから進行しないで済むようですよ。(もしも様子がおかしいと感じた場合は、自己判断せずにすぐに動物病院へ連れて行ってあげて下さい。)
ちなみに、熱中症の初期症状に陥ってしまう環境については、実は近年の研究結果からある程度の目安が定められているようで、その環境基準とは具体的に言いますと、「気温が22℃以上」で、尚且つ「湿度が60%以上」である事が、1つの目安なんだそうです。
なので、お住まいの地域によっては、春先の4・5月頃から、熱中症に対する注意が必要となって来ますね。ぜひ頭の中に入れておいて下さい。
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犬の熱中症が重症化すると血便や血尿といった症状が見られるの?
さて次に、犬の熱中症が進行して重症化した際に、血尿や血便といった症状が見られるのか?という部分について、詳しく調べてみました。
で、早速その調べた結果ですが、まず前項で紹介したような「よだれ」や「震え」といった初期症状を見逃してしまうと、更に重症化して「下痢」や「嘔吐」といった症状が見られるようですね。
しかも、これらの症状は急に起こるみたいなので、いざ実際にそうなった際には、慌てずに対処しなければなりません。結論として、暑い時期にこのような症状が見られたら、直ぐにでも動物病院へ連れて行くようにしましょう。
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そして、更に熱中症が重症化してしまうと、「血尿」や「血便」、「吐血」といった症状も出ると言われておりますので、その辺にも十分に注意が必要となります。
このような状態を放置してしまうと、「激しい痙攣」を起こしたり、「意識を失ってしまう」といった大変な事態となるようなので、そうならない為にもやはり早めの対処が必要となりますね。
正直、ここまでくると、非常に危険な状態というだけでなく、他にも腎臓やその他の臓器に機能障害が出る可能性もあるとの事なので、かなりまずい状態です。なので、一刻も早く病院へ連れて行ってあげて下さい。
ちなみに、こちら一例ですが、例えば尿に血液が混ざっていたりすると、濃いオレンジ色や茶色のような色となるようですので、このような症状が出た場合は、動物病院で尿検査をしてもらう事になります。なので、その点なども事前に頭の中に入れておいて下さいね。
話を戻しまして、それから犬は熱中症により体温が上がり続けると、「口の中や目の粘膜が赤く充血する」といった症状なども見られるようです。このような状態になると、飼い主さんからの呼びかけに対して反応しなくなったりするなど、意識レベルの低下が懸念されるようですね。
いずれにしても、万が一これらのような症状を見られたら、まずはとにかく「体を冷やす」事が重要なようです。出来れば、保冷剤等をタオルに包み、それを使って首回りや足の付け根を冷やすようにすると良いそうですね。
そうする事によって、徐々に体温が下がって来るとの事なので、こちらを病院へ連れて行く前の、自分で出来る対処法として覚えておくようにしましょう。
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犬の熱中症のよだれや震え・血尿や血便についての記事-終わりに-
さて今回は、犬の熱中症の初期症状として、よだれや震えといった症状は出るのか?という部分を始めとして、その他にも、重症化した際に血尿や血便といった症状が出るのか?といった部分について、詳しく調べて書いてみましたが、いかがでしたでしょうか?
このように、犬の熱中症の症状としては、まずはよだれや震えといった症状が初期段階で出てきて、それを見逃してしまうと、血尿や血便といった症状に発展するとの事でしたね。
なので、まずは飼い主さんとして、初期段階でしっかりと気付いてあげて対処するのはもちろんのこと、尚且つ、ちょっとでも”あれ? 何かおかしいな?”と思ったら、すぐに病院へ連れて行ってあげるようにして下さい。そうすれば、最悪な悲しい思いをせずに済むかと思います。
という訳で、ぜひ今回の記事を参考にして頂いて、皆さんの愛犬が無事に今年の暑い夏を乗り越せるようにと願っております。最後までご覧頂きありがとうございました!
※ラストに、犬の熱中症の症状について解説している動画を発見しましたので、こちらをご紹介させて頂いて、今回の記事の締めとさせて頂きます。
この動画でも、犬の熱中症の初期症状や重症化した際の症状について詳しく学べますので、気になる方は是非ご覧下さいね! ではまた会いましょう! (YouTube/よしむら動物病院チャンネルより)
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