犬の風邪って犬同士はうつるの? あと人にはうつるのか?
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こんにちは、ドキシーボーイです。さて、5月の陽気が心地よく感じられるこの頃ですが、まだまだ朝晩は冷え込むことが多く、体調管理には気を付けないといけませんね。
ちなみに、これは人間だけでなく、犬にも同じことが言えます。実はワンちゃんというのは、油断するとすぐに風邪を引いてしまうので、少しでも変だなと思ったら、なるべく早めに動物病院へ連れて行ってあげる必要があるんです。
※犬の風邪の主な症状について、以前記事としてアップしていますので、その辺が気になる方は、ぜひ以下の記事をご覧になってみて下さい。
話を戻しまして、ところで皆さんは、犬の風邪って犬同士で伝染るのか気になりませんか? 更に、人間にも伝染るのかどうかなども、気になるところですよね。
この辺について、”言われてみればどうなんだろう?”と思った方は多いはずです。もし感染するのであれば、どちらにしてもちょっと怖いですよね。
なので今回は、そもそも犬の風邪って犬同士で伝染るのか?という部分を始めとして、その他にも、人間にも伝染るのか?という気になる部分について、詳しく調べてまとめて見ることにしました!
こういったところを熟知しておけば、大切なワンちゃんに何かあった際にも、慌てずに行動出来ると思いますので、ぜひ最後まで御覧くださいね^^ それではスタート♪
このページの目次
そもそも犬の風邪って犬同士でうつるの? 咳に注意?
さて、という訳でまず最初に、「そもそも犬の風邪というのは、犬同士で感染するのか?」という部分について見ていきましょう!…と言いたいところですが、その前に、まずはちょっと「犬の風邪」自体について、少しお話をさせて下さい。
と言うのも、そもそも獣医学的に、犬は風邪という言葉は使わないそうです。”…え? アンタ今まで散々風邪風邪って言ってきたじゃん!”と思われるかも知れませんが、コレはあくまでも便宜上の言い回しです。
具体的には、風邪という言葉で診断するのは、人間だけのようですね。じゃあペットはというと、咳やくしゃみなど人間と同じような風邪の症状の際は、正式には「呼吸器感染症」というそうですよ!
ちなみに、多くの獣医師さんが、飼い主さんに病状を説明する際に、「風邪」という言葉を実際使っていますが、これは飼い主さんが理解しやすいからですね。
という訳で、このページで言う「風邪」とは、あくまでも呼吸器感染症の別称で、分かりやすくする為の表現だという前提でお願いします。
話を本筋に戻しまして、この項目のテーマである、”犬の風邪は犬同士で伝染るのか?”という部分についてですが、こちら結論から言いますと、答えはズバリ「YES」です。
特に、咳の症状を伴う風邪などは、犬の間に広まりやすく、免疫力が弱い子犬や老犬は注意が必要だと言われています。
また、風邪を引いている間は体力が低い分、どんどん症状が重くなる危険性もあるようですね。(なので、飼い主さんは日々の変化に敏感になってあげる必要があります。)
ちなみに、多頭飼いをしているご家庭の場合だと、その内の1匹が風邪になってしまったのであれば、他のコたちも体調を崩しやすい環境にあることがお分かり頂けるはずです。
なので、看病してあげるのは当然ですが、まだ元気なワンちゃん達のためにも、部屋の温度や湿度を適切に保ち、なるべく栄養のあるメニューを食べさせてあげましょう。
また、具合が悪そうなワンちゃんを、散歩などで外へ連れ出すのも控えておいた方が良いとの事です。この辺は当たり前と感じられるかもしれませんが、犬が体調が優れずにしんどいと言う事の他に、病原体をばら撒く事になるからですね。
という訳で、やはり飼い主さんが、日頃から体調管理をしてあげて、少しでも何か変だなと思ったら、すぐにでも病院へ連れて行ってあげることが、非常に重要という事になります。
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犬の風邪は人間へはうつるの? 人畜共通感染症とは?
さて前項で、犬の風邪が犬同士で伝染るという事は分かりましたが、私たち人間についてはどうなんでしょうか? この辺も非常に気になるところですよね。
で、こちら結論から言いますと「NO」です。これは何故かと言いますと、犬と人間では、感染するウイルスや細菌の種類が異なるからなんですね。
つまり、犬に感染する風邪の病原体は、人間の体内では悪さをできないので、犬から人間に伝染る事はありえないんだそうです。
ちなみに、このことは逆も然りで、人間の風邪が犬に伝染ることもありません。なので、例えば皆さんが体調を崩して寝込んでいる時に、ワンちゃんが心配そうに枕元へ近づいても、心配いらないのです。優しく頭を撫でてあげましょう^^
ただし、感染し合わないのは、あくまでも「風邪」だけなので、もちろん他の病気の際は伝染る危険性があるので、獣医師さんに事前に相談するなどして、対策をしておく必要があります。
ここで、”じゃあ他の病気ってなんだよ?”と気になりましたか? 具体的な病名を言うと、狂犬病などを始めとした、人畜共通感染症(ズーノーシス)です。これはその名の通り、人と犬それぞれに罹るだけでなく、犬から人、人から犬へと伝染る病気なのです。
という訳で、以下に人畜共通感染症の主な感染症について書いておきますので、参考程度にご覧くださいね。
- ・狂犬病
- ・サルモネラ病
- ・パスツレラ症
- ・皮膚糸状菌症
- ・ノミや瓜実条虫症
- ・疥癬症
- ・リケッチア(Q熱)
それと、犬とキスするのは、衛生的にやめておいた方が良いそうです。これは何故かと言いますと、どれだけお互いがキレイにしているつもりでも、雑菌や寄生虫のリスクを、絶対にゼロには出来ないからだそうですね。なので、しつけの段階で控えさせるようにして下さい。
まぁ確かに、「1回キスして即感染!」なんて可能性は低いものの、気を付けるに越したことはありませんね^^; (可愛い愛犬とキスできないのは、飼い主さんにとって辛いかもしれませんが、やはりお互いの為に、止めておいた方が良いでしょう。)
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犬の風邪が他の犬や人間に伝染るか?について-終わりに-
さて今回は、犬の風邪というのは犬同士の間で伝染るのかという部分を始めとして、その他にも、人間にも感染するかどうかという気になる部分について、調べてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
振り返ってみれば、「まぁそりゃそうか」という内容ではありましたが、こういうのって、言われてみたり学んだりしないと、分からない情報でもありますよね。
それと、結局のところ、日々の体調管理が何よりも重要で、もし何かあればスグに病院へ直行というのは、やっぱり犬も人間も変わらないという事も感じました。
とにもかくにも、普段からどれだけ気を付けていたとしてても、風邪を引く時は引きますから、そうなった際は、愛犬に対して出来るだけ適切な行動を取ってあげたいものですね。
という訳で、本日の記事はそろそろこの辺で終わりにしたいと思います。最後までご覧頂きありがとうございました!
※ラストに、「人間のインフルエンザは犬へ感染するのか?」という部分について解説している動画を発見したので、こちらをご紹介して本日の締めとさせて頂きます。
これ、実際のところはどうなんでしょうか? やはり普通の風邪と同じく大丈夫なんですかね? 今回の記事にも関連することなので、ぜひご覧下さい♪(Youtube/オードリーチャンネルより)
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