野生の犬のドールって何だ? 絶滅の危機? 別名アカオオカミ?
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こんにちは、マルPAPAです。さて、画面の前の皆さんは、絶滅危惧種と言ったらどのような動物を想像しますか? 筆者は真っ先に「ジュゴン」や「ニホンオオカミ」などが思い浮かびますね。
ちなみに、絶滅危惧種とは、今現在で絶滅までとはいかないが、近い将来絶滅してしまうだろう(見ることができなくなってしまう)可能性のある動物の事を指して言いますが、実はラッコやクロマグロを始めとして、メダカやエゾシマリスなども入るんだそうですよ。
あっ! でも、絶滅危惧種というのは、1回指定されてしまうとそのままずっと続くという訳では無く、人々の努力によって変える事も出来るようです。例えば、ジャイアントパンダやトドは、その個体数を増やすことに成功して、見事に絶滅危惧種指定から外れた経緯があります。
と、話が逸れそうなのでここで戻しますが、今回ご紹介するのは、そんな絶滅危惧種に指定されている中でも、個人的に特に気になるイヌ科の「ドール」についてです。
皆さんこのドールって聞いた事ありますか? おそらく無いですよね。日本では生息数が少ないので馴染みは少ないかもしれませんが、このドールは赤褐色の食肉類で、別名「アカオオカミ」と呼ばれています。
これからご紹介する、画像を見て頂くとわかりますが、結構かっこいい(可愛い!?)動物ですよ! という訳で、前置きはこの辺にして、早速その詳細について見ていきましょう^^ それではスタート!
このページの目次
絶滅危惧種である犬の「ドール」とは? その特徴や生態は?
※以下Twitterより参考画像入りツイートを引用
Ajak atau ajag (Cuon alpinus) merupakan anjing asli Nusantara, more http://t.co/bP3CPShzPG #aceh pic.twitter.com/XP5YNJAuMQ
— Aceh Planet (@acehplanet) January 23, 2015
https://twitter.com/On_fours/status/707859771320217601
さて、まず始めに、このドールについてご存じない方の為に、「そもそもドールとはなんぞや?」という部分と、その生態系などについてご紹介させて頂きますね。
まず、このドールは、冒頭でお伝えしたとおりイヌ科の動物ですが、体長としては約1m前後で、体重はオスで15kg~、メスで10kg~になります。
毛色については、上述した通り主に赤褐色の動物ですので「アカオオカミ」とも呼ばれていますが、画像を見ても分かる通り、狼と言うよりはどちらかと言うとキツネっぽいですね。(ですが、鼻は太くて短めです。)
また、ドールは主に日本より西側のアジア地域に多く生息しており、具体的にはインド・インドネシア・中国の、草原や森林などを中心に生息しているようです。
ちなみに、その生態としては主に食肉類ですが、実は昆虫や果実なども食べるようですよ。また、群れでトラやヒョウやクマなどを襲い、獲物を奪うという賢い一面などもあるようですね。
話を戻しまして、このドールの繁殖形態は胎生で、妊娠期間はおおよそ2ヶ月程度のようです。1度に複数の子どもが生まれますが、生後約14日程度で開眼するようですね。この辺は犬と同じでしょう。
あと、このドールは生後半年を経過した頃には狩りに加わるようになり、約1年で性成熟するとのことです。
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なぜドールは絶滅へと向かっているのか? 人間との関係は?
※以下Twitterより参考画像入りツイートを引用
Dhole ! (Cuon alpinus) Perro salvaje asiático ! pic.twitter.com/etcX7Zwf7b
— Rafael Silvio (@R_silvio9) July 25, 2014
さて、前項でドールについて大まかに理解出来たところで、ここではなぜドールは絶滅へと向かっているのか?、という部分について見ていきましょう。(ちなみに、その事は我々人間との関係もあるので、ぜひ最後まで読み飛ばさずにご覧ください。)
まず、ドールは狩りをするにも群れで行動しますので、非常に仲間意識の強い動物として知られていますが、このドールは獲物が死ぬ前に、そこかしこから肉を喰らい始めるので、人間にとって狼と同じく集団で家畜を襲う残酷な動物に映ってしまい、度々猟銃などで殺されていたようです。
そんなことから、野生のドールはどんどんとその数が減っていったようですね。人間に嫌われてしまった存在として、仕方のないことかもしれませんが、やはりどこか寂しい気持ちになります。
ですが、ドールは仲間意識が強いので、決して獲物を仲間で奪い合ったりはしませんし、むしろ子供のドールに真っ先に食べさせようとする、面倒見の良い一面などもあるようですよ。
それに、中型犬くらいの大きさであるドールがトラを襲うことができるのも、そのチームワークの良さがあるからこそで、ここら辺が獲物を仲間で奪い合うオオカミとは違う点ですね。
ちなみに、今は絶滅危惧種として指定されているので、その個体数は回復傾向にあるようですが、でも地域によっては、今でも人間によって駆除されているケースなどもあるようです。
ドール以外にも絶滅危惧種に指定されている動物たち
さて、ここでは、ドールのように絶滅危惧種に指定されていて、もしかしたら近い将来見られなくなってしまう可能性のある動物たちを、2種類ほどご紹介させて頂きたいと思います。
ちなみに、冒頭で書いたジャイアントパンダは、昔から絶滅危惧種の象徴とされていまして、WWF(世界自然保護基金)のロゴになる程でしたが、このロゴが採用された1960年代当時は、野生のパンダの数は本当に少なかったようです。
それでも、2016年9月に絶滅危惧種を除外されて危惧種へと変更になりましたから、可能性がある以上は、個体数を増やす努力をして言って欲しいですね。(私達も寄付など出来る限り協力して行きたいところです。)
という訳で、では早速見ていきましょう。
1.クロマグロ
※以下Twitterより参考画像入りツイートを引用
あくびシリーズ。
今からあくびするよするよと通りすぎてカメラから外れた瞬間するやつ(マグロ)。 #葛西臨海公園 #葛西臨海水族園 #水族館 #aquarium #クロマグロ #マグロ #bluefintuna #tuna #ma… https://t.co/EyjqSlycfQ pic.twitter.com/Wg96o7BnDa— おくま (@oku096) April 9, 2017
こちら、冒頭でもサラッとご紹介させて頂きましたが、我々日本人にとって馴染みの深い「クロマグロ」も、近い将来食べられなくなる可能性があるようです。
その理由としては、食材としてとても美味しいため、日本や欧米を始めとした、世界中で乱獲されたことが原因のようですね。
ちなみに、現状として日本では漁獲制限がかかっており、欧米でもある程度の大きさ以下のマグロは、法律上捕れない事になっています。(まぁでも、逆にそのことが、このクロマグロの価格を高騰させている原因にもなっていますが…^^;)
ですが、養殖も成功しているとのことなので、少しでもその事が問題解決に向かえばと思いますね。
2.アフリカゾウ
※以下Twitterより参考画像入りツイートを引用
https://twitter.com/hanon_0218/status/862987700407640064
こちら、陸生動物として最大の「アフリカゾウ」も、実は絶滅危惧種に指定されています。高級品の象牙の高騰や、生息地での民族紛争に巻き込まれたのが、主な個体数減少の理由のようです。
今までの経緯を見ると、どうしても大型動物は絶滅への道を辿っていますが、人間との共存が保護区以外では難しいかもしれませんね。でも諦めずに、何とか絶滅危惧種から外れて欲しいところです。
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絶滅危惧種に指定されているドールについての記事-終わりに-
さて今回は、野生犬のドールについて、その生態系や絶滅危惧種指定されている理由などについて、色々と調査してご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?
ちなみに、今回はドールに焦点を当てて話させて頂きましたが、実は絶滅危惧種に指定されている動物は、結構いるようです。WWFの公式ホームページでも紹介されていますが、なんと約1万種程いると言われているようですよ!
ちなみに、これらの動物は、IUCN(国際自然保護連合)によってレッドリストとして発表されていますが、これらをただのリストとするか、自然保護の観点で役立てる事が出来るかで、大きく変わってくると思われます。
なので、我々一般市民も、何とか日本にいる動物だけでも守って行きたいものですね。その為に、募金などで多少なりとも手助け出来ればなと思いました。
という訳で、今回はこれにて終了します。最後までご覧頂きありがとうございました!
※上野動物園で飼われているドールを撮影した動画を発見しましたので、こちらをご紹介させて頂き、今回の記事の締めとさせて頂きます。
やはり動画を見ても分かる通り、犬のようなキツネのような狼のような、どこか不思議な存在ですね。疲れた顔が可愛いです^^ (YouTube/人面かわりさんの動画より)
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