ダックスフンドのヘルニアの原因や症状は? 予防法や対策法は?
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こんにちは、ドキシーボーイです。さて先日、ちょっと肩と腰が凝ったので、いつものように整体に行き身体をほぐして貰ったのですが、施術中の雑談で、整体師さんの愛犬(ミニチュアダックスフンド)がヘルニアにかかってしまって、困ったという話になりました。
筆者は”犬にもヘルニアなんてあるんですか?”と呑気に尋ねてみたら、愛犬家の整体師さんは驚いたような顔をして、「何言ってるんですか、犬は人間よりもずっとヘルニアになりやすいんですよ!」とのこと。
更に、このダックスフンドは特にヘルニアに注意しなければならないということですから、同じミニチュアダックスフンドを飼っている身として、ちゃんと勉強しておかなければと思いました。
そんな訳で、今回は、ダックスフンドのヘルニアについて、その原因や症状についてを始めとして、その他にも、予防法や対策法など、気になる部分について詳しく調べて見ることにしました。
このページの目次
ヘルニアとはどんな病気? ダックスフンドが罹る原因は?
さて、人間にとっても、ヘルニアというのはよく聞く病気ですが、大まかな概要などは知っていても、それ以上詳しく知っている人は、意外と少ないかもしれませんね。そもそもヘルニアってどのような病気なのでしょうか?
という訳で、早速その辺について詳しく調べて見たところ、まずヘルニアとは、対象である臓器や骨が、本来の位置からズレはみ出してしまう症状の事を指して言うそうです。
ちなみに、最もよく耳にするのは、皆さん既にご存知の「椎間板ヘルニア」だと思いますが、実はこの他にも、「腸ヘルニア」や「へそヘルニア」、「脳ヘルニア」などがあるそうです。
話を戻しまして、ダックスフンドを含む犬が最もかかりやすいのは、「腰椎椎間板ヘルニア」ですが、椎間板とは骨と骨とを繋ぐ緩衝材のような働きをする、薄い板状の組織で、この部分がズレた状態の事を、椎間板ヘルニアと言うそうです。
つまりは、腰椎には神経が通っていますので、これがズレると神経にも影響が出て、その後に歩き方がぎこちなくなったり、しびれなどの症状が表れて来ると言う訳ですね。
ちなみに、犬は普段から(特に、走ったり何かを夢中で追いかけたりなど)、胴をひねったり反らしながらジャンプしたりなどして、絶えず身体を動かし続けていますが、これがヘルニアの原因にも繋がるそうです。
分かりやすい例を挙げると、フリスビーを追いかけて全力疾走したりしながらのジャンプや、他にも、ソファーやベッドなど高所からの飛び降りなどがありますが、特にダックスフンドはこれらの動作は控えた方が良いそうですね。(背骨に十分な筋肉が付いてなかったり、肥満体であれば尚更だそうです。)
それに、ダックスフンドはそもそもがあの胴長ですから、ただ姿勢を保ち続けているだけでも、かかる負担は他の犬よりも多きいようです。どちらにしても、他の犬種よりも十分な注意が必要とのことですね。
ダックスフンドがヘルニアになった時の症状の特徴は?
※以下Twitterより参考画像入りツイートを引用
https://twitter.com/ajimu_not_equal/status/838525651049041921
さて、愛犬には出来ればヘルニアで苦しんでほしくはないですし、仮にもしかかってしまったとしても、一刻も早く直してあげたいですよね。
ちなみに、その為には、まずはヘルニアの症状をきちんと見極めることが重要ですが、犬がヘルニアになると、一体どのような反応をするのでしょうか? 早速、以下を見てみましょう。
1.触られたり抱っこされたりするのを嫌がる
椎間板ヘルニアの特徴は、わずかに動いただけでも走る激痛で、平常なら何でもない動作が、痛みの為に苦痛で出来なくなります。なので、抱っこなど触られただけでも痛むので、スキンシップを嫌がるようになるとのことです。
ちなみに、椎間板ヘルニアにかかった犬は、ほぼ全てがこの反応を示すようになるとのことなので、それまで喜んでいたスキンシップを嫌がるようになったら、「ヘルニアの疑いあり」と見て、なるべく早めに獣医さんに診て貰うようにしましょう。
2.歩き方がぎこちない、後ろ足を引きずるように歩く
椎間板ヘルニアになると、犬は足を含む下半身を、なるべく動かさなくなるそうです。これは、抱っこされた時と同じで、動かすと痛みが走るからのようです。なので、少しでも下半身をかばうような歩き方をしていたら、要注意とのことですね。
3.排便・排尿が上手く出来なくなる
こちらは、長期に渡って椎間板がズレていた為に、腰椎を通る神経に障害が出て、下半身のコントロールがうまく行かなくなると、排便や排尿が上手く出来なくなるそうです。要するに、重症化している場合ですね。
この他にも、「触られているのに反応しない(感じない)」といった症状や、「下半身が麻痺して動かない」といった症状が表れる場合もあるようです。
という訳で、以上この3つが、犬がヘルニアになった時の大きな特徴とのことですが、やはり一番は、まず抱っこをした時など、普段愛犬と遊んでいる中で、何かちょっとでも”おかしいな?”と感じた事があれば、すぐに対処するという事が大切なのではないでしょうか?
飼い主としては、出来るだけ症状が軽い段階で発見してあげたいものですね。
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ダックスフンドがヘルニアにならない為の予防・対策法は?
さて、ここまでで、ヘルニアがどのような病気かといった事や、犬がヘルニアにかかった時の症状などについて理解を深めましたが、ここでは愛犬がヘルニアにならない為に、気を付ける事柄などについて見ていきましょう。
まず、犬のヘルニアの予防で最も重要なのは、「腰に過度の負担をかけない」という点が挙げられます。なので、冒頭でお伝えしたとおり、身体をひねりながらのジャンプや、高所からの飛び降りなどは、なるべく控えた方が良さそうですね。
特に、ダックスフンドは胴が長い特徴的な体型をしていますので、それが腰への負担を増大させていますし、更に足が短いので、クッション性が低く、ちょっとしたジャンプなどでもヘルニアの原因につながると言われています。
なので、他の犬種とおなじように、むやみにフリスビーキャッチなどはさせない方が良さそうですね。
また、その他の予防策として、ハーネスを使うと良いそうです。これは何故かと言いますと、首輪だと、もしもの時に骨や関節に負担がかかるからだそうですね。
なので、ハーネスなどを使って力を分散させると、一箇所に負担がかかりにくいそうです。(まぁでも、教育(しつけ)という点では首輪の方が良い言われていますから、その辺はケースバイケースで飼い主さんが判断してみて下さい。)
話を戻しまして、これらの他にも、ヘルニアの予防策としては、床材なども重要だそうです。これはどういう事かと申しますと、フローリングなどつるつるした素材の上は、犬にとってはとても歩きにくく、態勢を保つために胴にかなり負担がかかるからのようですね。
なので、出来るだけ滑らないように、カーペットやコルクマットなどを敷いてあげると良いそうです。
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ダックスフンドのヘルニアの原因や予防法について-終わりに-
さて、今回は、犬(ダックスフンド)の椎間板ヘルニアについて、その原因や症状の特徴、予防法などについて調べてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
ちなみに、ヘルニアは、一度かかってしまうと自然治癒することは殆ど無いそうです。更に、重症になって来ると手術が行われ、それでも必ず治るとは限らない、難しい病気とも言われています。
このように、やはり胴長短足のダックスフンドを飼っている以上、他の犬種よりも人一倍気をつける必要がありそうですね。
筆者の家でも、さっそく愛犬がよく遊んでいる部屋に、タイル型のカーペットを敷きました。ほんの少しのことなんですが、ずいぶんと歩きやすくなったようで、その反応の良さに筆者自身も驚いています。
という訳で、画面の前の皆さんも、どうか愛犬のヘルニアだけには十分に気を付けてあげてくださいね。筆者もこれからは、もっともっと愛犬の健康に気を使える飼い主になりたいと思います!
※最後に、今回の記事の締めといたしまして、ヘルニアにかかり下半身が麻痺してしまったミニチュアダックスフンドの動画をご紹介します。
身体がうまく動かせなくなってしまった姿は、見ていてもとても可哀想そうになりますし、胸が締め付けられますが、その後、施術の甲斐あって歩けるようになっていますので、是非ご覧になられる事をオススメします。(YouTube/Hayashiより)
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