犬が過呼吸みたいな呼吸(ブヒブヒフゴフゴ)をする理由や対処法は?
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こんにちは、ドキシーボーイです。さて、犬を飼われている皆さんの中で、愛犬が突然「ブヒブヒ」「フゴフゴ」といった感じで、苦しそうに呼吸しているのを、見かけた事はありますか?
そんな時、飼い主としてどうしたら良いのか分からなくなり、かなり心配になりますが、これはどうやら過呼吸のようです。(過呼吸みたいな呼吸では無くて、過呼吸なんですね。)
ちなみに、人間も、例えばストレスなどが原因で過呼吸になる方もいますが、犬にも起こり得るとのことです。まぁどちらにしても、愛犬がこのような状態に陥ったら、飼い主としては何とかしたいところですよね。
そこで今回は、犬の過呼吸の原因や理由は何なのか?といった事を始めとして、その他にも、気になる対処法などについて、詳しく調べて見ることにしました!
この記事を最後まで読んで頂いて、もしも皆さんの愛犬が過呼吸に陥った場合などに、ぜひ役立ててもらえればと思います。では早速見て行きましょう!
このページの目次
犬が過呼吸みたいな呼吸をする理由とは何か?
さて、まずは犬が突然「ブヒブヒ」「フゴフゴ」といった感じで、苦しそうに呼吸をしてる原因や理由について、詳しく調べた結果をご紹介して行きたいと思います。
まず、上記のような呼吸は、過呼吸であると冒頭でお伝えしましたが、この過呼吸は、どうやら病気のサインとも言われているようです。(似ているもので”逆くしゃみというのがありますが、そちらに関しては後ほどご紹介させて頂きます。ここでは病気の可能性について、まずお伝えさせて頂きますね。)
では、どのような病気が隠されているのかについてですが、これについては主に5つあると言われています。それぞれの箇所は、「咽頭・気管・気管支・肺・心臓」ですが、こちらについて、今から詳しくご説明させて頂きますね。
まずは、1つ目の「咽頭(いんとう)」ですが、これは鼻腔が狭いために咽頭に影響を起こし、それが原因で過呼吸を引き起こすとのことです。特に、その肉体的構造からか、短頭の犬種に多いとされているようですね。
ちなみに、短頭犬種とは、その名の通り鼻の短い(頭頂部から鼻までが短い)犬の事を指して言いますが、具体的には、フレンチブルドッグやシーズー、パグやペキニーズなどですね。(これらの特徴を受け継いでいるミックスも当てはまります。)
気になる病名としては、軟口蓋伸長症(なんこうがいしんちょうしょう)や咽頭炎、または扁桃腺の肥大などがあるようですが、いずれにせよ、これらの病気のいずれかが原因で、呼吸困難に陥ってしまうみたいですね。
次に、2つ目の「気管」についてですが、こちら具体的には気管が呼吸時に押し潰されてしまい、それが原因で空気の流れが悪くなり、その結果、過呼吸に陥ってしまうようです。
ちなみに、こちらは主に、高齢の小型犬に起こりやすいようで、主な犬種を挙げると、チワワやポメラニアン、トイプードルなどが当てはまるようですね。
また、高齢犬だけでなく、生まれつき気管が細い子なども該当するようで、この場合は特に年齢に関係なく、呼吸困難から過呼吸へと発展する可能性もあるそうです。
他には、気管が細いが故に、食べ物が食道に詰まり、これにより過呼吸のような状態に陥る子などもいあるようなので、注意が必要です。※以下、参考動画です。(Youtube/dog2012diseaseより)
話を戻しまして、次に3つ目の「気管支」ですが、こちらは主に、「気管支拡張症」という病名で、気管支が慢性の異常拡張や捻転を起こし、過呼吸になると言われています。(主に高齢犬に多いそうです。)
更に、ウイルス性の感染症や寄生虫などによる炎症で、人間と同じように「気管支炎」を引き起こす可能性などもあるようですね。
次に、4つ目の「肺」ですが、こちらは「肺炎」で過呼吸になる事があるようです。特に、肺の3分の1が機能不全となると、呼吸困難が始まると言われています。
ただ、この肺炎というのは、非常に原因を突き止めるのが難しく、更に「ウイルス性肺炎」や「細菌性肺炎」、「吸引性肺炎」など色々と細分化されていますので、まずは肺炎の原因追及が重要となるようですね。
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話を戻しまして、最後に、5つ目の「心臓」ですが、こちらは左心房と左心室の間にある弁が大きくなると、肺の中に水が溜まってしまい、その結果、呼吸不全になるそうです。(呼吸困難を起こす理由として、最も多いと言われています。)
ちなみに、高齢の小型犬や、心不全に陥っている大型犬などに多いようですが、どちらにしても、年齢を重ねるに連れてそのリスクが高くなるため、やはり注意が必要ですね。
以上が、犬が過呼吸になりやすい主な原因(理由)となりますが、とにかく何でもない状態で呼吸困難に陥っているような場合は、なるべく早めに病院で診てもらうようにしましょう。
ただし、過呼吸と間違いやすいものとして、「逆くしゃみ」というのがあるようなので、その辺は間違わないようにして下さい。※以下の動画のような状態ですね。(Youtube/sona3ann3より)
どうでしょう? もしかしたら、”あ! これだ!”と思われた飼い主さんも多いのではないでしょうか?
ちなみに、こちら主に、「短頭犬種」に起きやすいようですが、この逆くしゃみが起こるメカニズムとしては、通常くしゃみを出すはずが、何らかの理由で、断続的に鼻腔から空気を吸い込み続ける事によって、引き起こされるようです。
これについては、特に病気では無いそうなので、放っておいても1分程度で自然と治ると言われていますが、まぁでも、”ちょっと時間が経てば落ち着くから大丈夫だろう”という理由で放置するのは、あまり好ましくないかもしれませんね。どちらにせよ、心配な方は病院で診てもらうようにしましょう。
ちなみに、通常の過呼吸と逆くしゃみの明確の見分け方は、口を閉じたまま鼻で息を吸い込んでいるかどうかだそうですね。
特徴としては、横から顔を見ると、広角が大きく引き上がっているように見えるようですが、特に「ブヒブヒ」「フゴフゴ」系は、おおよそこの逆くしゃみなんだそうです。
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犬が過呼吸に陥った時の気になる対処法は?
さて次に、愛犬が過呼吸状態で苦しんでいる時に、飼い主は一体どのような対処をすれば良いのかについて、詳しく調べた結果をお伝えさせて頂きます。
もちろん、一番良いのはすぐにでも病院に連れて行くことですが、その前に、ちょっと何か飼い主自身で出来る事があるのかも、気になりますよね。 (急に起こる事ですので、尚更慌てずに対応したところです。)
という訳で、早速その辺について調べてみたところ、まず犬が突然過呼吸のような状態に陥った時は(逆くしゃみも含む)、あごの下を手で抑えてから、鼻の穴を数秒程度、軽く手で塞いであげると良いそうです。
これは、一時的に呼吸を軽く止める事で、過呼吸が止まる事もあるからだそうですね。(ただし、注意点としては、強く抑えないであくまで軽く抑えるという事です。)
あと、この他にも、例えばワンちゃんの好きなオヤツを鼻の前に出すなどして、匂いを嗅がせても良いそうですね。(要するに、鼻から吐き出している息を、吸い込ませるという訳です。)
ちなみに、痙攣(けいれん)を起こして過呼吸になっている時や、激しい運動後の過呼吸の場合は、鼻の穴を手で抑えると逆効果になる事も考えられるようなので、こういった場合は止めておいた方が良いようです。
という訳で、以上が主な過呼吸時の主な対処法となりますが、とにかくまずは過呼吸にならないような環境作りが大切なようですね。
具体的には、犬にストレスを与えないような環境づくりだったり(例えば自分だけの落ち着ける場所の設置など)、一人でゆっくりと休める時間を作るなどですね。
あとは、寒い空気やアレルギー、その他にも、食べ物を一気にガツ食いしても過呼吸に陥ることがあるようなので、その辺にも十分注意して下さいね。(それと、以下のような注意点もあります。)
- ・激しい運動をさせないようにする。
- ・なるべく興奮させないようにする。
- ・分離不安症にさせないようにする。
- ・いつでも新鮮な水が飲めるようにする。
以上となりますが、とにかく、普段からの観察と住環境、それと躾などが重要になって来るかと思います。
ちなみに、過呼吸の症状を和らげるツボとして、「かくゆ」という部分があるようですが、こちら肩甲骨付近をゆっくり押してあげる事で、症状が和らぐようです。
なので、愛犬が過呼吸で苦しそうにしている時などは、リラックスした状態になってから、この「かくゆ」とその周辺をゆっくり押してあげてみて下さい。(あ! 犬は肩甲骨付近のマッサージ自体、結構好きなんだそうですよ^^)
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犬が過呼吸になる理由やその対処法について-終わりに-
さて今回は、犬が突然、過呼吸のような状態になってしまう理由や、その他にも、このような状態に陥ったら、どう対処すれば良いのか?といった部分について、詳しく調べてご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?
今回、過呼吸の原因にはいくつかの病気の可能性や、逆くしゃみの可能性もあるとお伝えしましたが、いずれにしても、やはり我々飼い主の普段からの観察や、適切な住環境づくりが大事という事が分かりましたね。
とにかく、ちょっとでも”何かおかしいな?”と思ったら、自己判断せずに、すぐに病院へ連れて行ってあげて下さい。という訳で、本日はこれにて終了します。最後までご覧頂きありがとうございました!
※ラストに、犬が逆くしゃみをしている様子を収めた、もう一つの動画を発見しましたので、こちらをご紹介させて頂いて、今回の記事の締めとさせて頂きます。
この動画では、くしゃみが始まってから1分程度で治まるまでを映像に収めてありますので、気になる方は、ぜひ参考までにご覧ください。(YouTube/マロンアルバムさんの動画より)
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