犬の騒音に関する法律はある? 警察に相談するとどうなるの?
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こんにちはドキシーボーイです。さて、この間ネットを見ていたら、”犬の鳴き声がうるさい”ということが原因で、その犬の飼い主に脅迫文を送った男性が捕まったというニュースがありました。
これは、犬を飼っている身としては他人事ではないですよね。自分ではそんなにうるさいとは思っていなくても、犬を飼っていない方や近所の方にとっては、騒音に聞こえる場合があるかもしれません。
また、特にマンションの場合には、いくらペット可だったとしても、たくさんの世帯が密集していますから、やはり気になる方にとっては、苦情を言いたくなるほどうるさいと感じるケースもあるようです…。
ちなみにですが、実際に保健所や警察にはそういった犬の騒音に関する相談が多いんだそうです。直接注意しても改善が見られない場合には、弁護士などに相談をする方もいらっしゃるようですが、そもそも犬の騒音についての法律はあるのでしょうか?
そこで今回は、愛犬家と騒音で悩んでいる方双方の視点に立って、「犬の騒音」について、どのような時に苦情や注意を受けるのか?ということや、どのような対策があるのか?ということについて、詳しく調べてみました。
このページの目次
犬の騒音に関する法律はあるの? 飼い主の責任とは?
さて、まずは犬の騒音に関する法律はあるのか? ということについて調べてみました。きちんと無駄吠えなどをしないように、しつけをすれば問題ないのですが、やはり犬は吠えるのも仕事ですから、全く吠えないということは難しいですよね。
そこで調べた結果ですが、こちらは「動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護管理法)」の第七条でしっかり定められているようです。その内容は“動物の所有者たるもの、その自覚と責任を持って他人に迷惑を掛けないように努めなければならない”と言ったものです。
ですので、「犬の騒音の法律」という定義ではありませんが、それと同意義ですので、当然ながら犬を飼う以上、自分と愛犬のことだけでなく、周りの方の事などもしっかりと考えなければならないという訳ですね。
犬の騒音を注意する方法は? 警察に苦情を伝えると?
さて続いては、飼い主目線ではなく、近所にうるさい犬がいる場合にはどのように注意したら良いのか?ということについても調べて見ました。
まずはマンションの場合ですが、やはり最初は不動産や管理会社などに連絡してみて、そこから飼い主に伝えてもらうと良いそうですね。
ちなみに、この時ただうるさいと言うだけではなく、「いつ・どのくらいの長さ・どのくらいの頻度で吠えているのか?」ということをメモしておき、出来るだけ詳細に伝えると良いようです。そうすることで、飼い主としても鳴き声が騒音になっているという事が理解しやすくなるそうですね。
それと、管理会社に伝える以外の方法以外にも、保健所や警察に相談して、苦情があったことを伝えてもらうという方法がありました。どちらも匿名で相手に伝えることが出来るようなので、こちらも無駄なトラブルを避けることが出来そうですね。
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それではまず、保健所の場合ですが、こちらも管理会社同様、どのような騒音に悩んでいるのかを出来るだけ詳細に伝えることで、実際に飼い主の家に行って、「このような苦情がありました」と伝えてくれるそうです。
また、保健所の良い所は、無駄吠えのしつけをする方法などの指導もしてくれるそうなので、相談した人にとっても飼い主にとっても、双方良い方向で解決することが出来るケースが多いようですね。
このように、なんとなく保健所と言うと、「犬の殺処分をする所」というイメージが強いかもしれませんが、実際に相談される内容は、犬の騒音についてのものが非常に多いんだそうです。
話を戻しまして、続いては警察に相談した場合はどのようなことをしてくれるのでしょうか? こちらも調べてみたところ、保健所と同じように本人に直接苦情があったことを伝えてくれるようです。
ですが、警察の場合には民事介入する為には、被害レベルがそれなりのものでなければ動いてくれないということで、多少吠える程度では、「生活音」として許容範囲内と判断されることもあるようです。
例えば、「深夜に吠え続けて眠れない」というようなケースでは動いてくれるようですが、ただ”うるさい”と感じるのは人それぞれの主観であり、場所によってもその感じ方が異なるので、一概に”鳴き声の大きさが~デシベル以上なら動く”などという基準は無いようです。
それと、法的に力がある訳でも無いそうなので、飼い主によっては聞く耳を持たずに、警察が来たということで逆効果を与えてしまう場合もあるので、その辺も注意が必要なんだそうですね。
それに、突然警察が来たとなると、飼い主としてもやはり良い気持ちはしないでしょうから、やはりそれ以外のアクションを起こしてもダメだった場合に、最終的に相談するのが良いと思います。
ちなみに、それでも改善が見られず、どうにかしたいという場合には、弁護士を雇って「内容証明郵便」というのを送るなどの、法的手段を取ることも出来るようです。ですが、裁判を起こす手間と時間、弁護士などに依頼する費用を考えると、本当にこれは最終手段という感じですね。
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犬の騒音を直接飼い主に伝える時の注意点は?
さて、犬の騒音について苦情を伝える方法を見てきましたが、中には”いや自分は自ら伝えるんだ”という方もいらっしゃるかと思います。そのような時には、出来るだけトラブルにならずに穏便に解決したいところですね。
ちなみに、実際に注意に行く際には、次の2つの点に注意すると良いそうです。まず第一に、『一人で注意しに行かない』ということです。これは何故かと言いますと、一人だけでは「あなただけがそう思っているんでしょ?」と言われかねないからです。
それに、逆恨みされてそこからトラブルに発展するのも恐いですよね。ですので、周りの人に相談して同じような悩みを持っている方同士や、町内会の会長などと一緒に行くと、信憑性も高まり飼い主も納得する場合が多いそうです。
そして第二に、「感情的にならない」ということです。これはもはや言うまでも無いですね。苦情を言う際にはつい口調が荒くなりがちですが、それでは相手が受け入れてくれない可能性も十分にあると思いますので、冷静になってやんわりと伝えるようにすると良いでしょう。
要するに、感情的に伝えるのでは無く、感情を相手にも分かりやすく伝えるという事ですね。
犬の騒音対策で出来ることは何があるの? グッズは?
さて最後は、犬の騒音の対策法などについても調べてみました。まず、飼い主が出来る対策としては、「しっかり無駄吠えをしないようにしつけをする」ということです。この辺はもはや当たり前の事ですね。
ですが、やはりその辺は個体差もあり、中にはしつけが難しいワンちゃんなどもいると思いますから、もしも”自分では出来ない”という場合には、ドッグトレーナーやしつけ教室などに通って、プロにアドバイスをもらうと良いかと思います。
続いて、騒音に悩んでいる方の対策についてですが、ご近所と揉め事を起こしたくなくて、”苦情を言うのはちょっと気が引けるな…。”という方もいらっしゃると思います。
そのような場合には、「防音サッシ」や「防音シート」などを使ったりすると良いそうですね。(それと、以下のような吸音ボードを壁に貼るという方法もあるようです。これだけ、大分効果があるようですね。)
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ちなみに、その他にも、特定の時間だけ鳴くような場合なら、その時間だけ外出するようにしたり、あとは寝る時に耳栓をするなどの対策があるようです。
まぁ、本来であれば飼い主がしっかり責任を持ってワンコを管理すべきですので、やはりあまりにもうるさい場合は、何らかの伝える手段は取った方が良いと思いますが…。(+_+)
犬の騒音についてのあれこれについての記事-終わりに-
さて今回は、犬の騒音について、法律があるのか?ということや苦情を伝える方法、対策などについて詳しく見てきましたが、いかがでしたでしょうか? 飼い主もそうでない方も出来ればこのようなトラブルにはなりたくないですね。
ここで、今回の内容をまとめてみると、まず飼い主が注意すべきことは「無駄吠えをしないようにしつける」ことと、「周囲の迷惑になっていないか第三者の気持ちになって考える」ということです。
それと、騒音に悩まされている方は、直接「犬がうるさくて迷惑をかけているという事をやんわりと伝える」以外にも、「管理会社や保健所に相談する」→「警察に相談する」→「法的手段をとる」という順序で、相手に伝える手段があるという事が分かりましたね。
また、ご自身で出来る対策としては「防音サッシや防音シート・吸音ボードを付ける」、「寝る時に耳栓をする」、「鳴く時間帯に外出する」という方法があるという事も分かりました。
で、最後に飼い主側に話を戻しますが、やはりご近所さんなど周りの方にこのような対策を取らせること自体迷惑を既にかけていますので、やはり出来るだけ上記のような対策をさせない為にも、飼い主自身できちんと愛犬をしつけられるように気を付けて下さいね。
という訳で、今回の記事は以上となりますが、最後に無駄吠えのしつけ方法についての動画を発見しましたので、そちらの動画をご紹介してこの記事を締めたいと思います。これが出来ればワンコの騒音トラブルにはならなそうですね。ぜひ参考にして見て下さい。^^(YouTube/HowdiniJapaneseチャンネルより)
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