犬が噛むのはなぜ? 怪我をする前に対策を! 手袋は使える?
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こんにちはドキシーガールです。さて皆さんは、愛犬のしつけなどを積極的にされていますか? 特におもちゃで遊んでいる時など、だんだん本気で唸ってきたり噛んできたりすると、ちょっと怖いですよね。
それに、子犬の内はじゃれているつもりでも、そのまま成犬になってしまうと、力の加減が分からずに、誰かを噛んで重大な怪我を負わせてしまうという可能性もあります。そんな事もあり、この噛み癖を直すという事は、何よりも再優先すべき必須課題となりますね。
それと、実は先日、沖縄県で飼い犬のアメリカンピットブルテリアが、児童に噛みついて負傷を負わせてしまうというニュースがありました。これは犬を飼っている身としては、他人事ではありませんよね。それに、そうなってしまうと、最悪保健所になんて悲しい事にも繋がりかねませんし…。(;_;)
そこで今回は、この犬の噛み癖について、原因と対策方法などを詳しく調べてみることにしました。それと、”手袋をしてしつける”なんて気になる情報も目にしたので、そちらも合わせて調べて見ることにしました。
このページの目次
犬が物や人を噛むのはなぜ? 足を見ると噛みたくなる!?
さて、まずは犬が物や人を噛みたくなる(噛んでしまう)のは、一体どういう時なのでしょうか? そもそも犬という動物は、人間のように手を使って何かをすることが出来ませんので、その代わりとなるのが口ということになりますよね。
で、ズバリどのような時に犬が噛んでしまうのかと言いますと、まずは「子犬の歯牙脱換期(歯が生え変わる時期)」です。この時、ワンちゃんは口の中に違和感があり、何かを噛むことで気を紛らわせるんだそうです。
続いて2つ目は、「誰かが撫でようとしたとき」です。これは飼い主の場合には、遊びの延長で力比べをしようとしたり、触られたくないところをなでられた不快感を表すために噛むことがあるそうです。
それと、これが飼い主ではない人物だった場合ですが、この場合は警戒心や恐怖心から噛んで、追い払おうとするそうです。これは何故かと言いますと、人間と犬との最初の感覚の違いですね。
具体的には、人間は犬を見るとまず視覚から入り次に触覚(触る)に移りますが、犬の場合は相手を知るために、まず視覚ではなく嗅覚から入ります。(嗅覚→視覚) なので、いきなり知らない人に触られると、ビックリして噛んでしまうという現象に陥る訳です。
ちなみに、この辺を防ぐために、飼い主は初めて触る人に対して、「まず座って手をグーにして腕の臭いを嗅がせてあげて下さい」と言う必要があるんですね。これで犬は”相手が安心して体を預けても良い人か?”を本能で感じます。そして、そこから初めて警戒せずに触らせるという訳です。
ちなみに、いきなり撫でようとしなくても、宅急便や郵便の配達員など、自分のテリトリーに入ってくる人を不審人物と思い、お尻を噛みつこうとすることもあるようです。また、人が歩いているときに、かかとを見るとワンちゃんは本能的に噛みつきたくなるらしく、その衝動が抑えられないと噛んでしまうそうです。
ということで、犬が噛みたくなる主な原因をまとめてみると、「歯が生え変わる時」「遊んでほしい時」「警戒している時」「興奮している時」の4つが挙げられるかと思います。
犬の噛み癖を直す為にはどうすれば良い? しつけグッズ?
さて、前項で犬が噛む原因が分かったところで、続いてはこの噛み癖を直す為の、しつけ方法などについても詳しくお伝えして行きたいと思います。
まず、しつけをする際に、最初にしっかりと覚えて頂きたいのが、ダメな行動をした時にはしっかりとしかり、きちんと出来た時にはご褒美などの喜びを与えることを徹底するということです。
ですが、しかると言っても決して叩いたりするという訳ではなく、大きな音を出したり視覚を遮ったり、または嫌な臭いを噴射したりという方法を採るだけです。このように、驚かせて噛むという行動を強制的に止めさせることで、問題行動を繰り返さない事に繋がるそうです。
ちなみに、この良し悪しの区別が曖昧になってしまうと、ワンちゃんがどの行動をした時に怒られて、またはどのような行動をした時に褒められているのかが分からなくなってしまい、その結果、しつけが上手く出来なくなってしまうという状態に陥るようですね。なので、可愛い愛犬のためにも、この辺は心を鬼にして挑みましょう。
それでは、早速しつけする際に実際に準備する物ですが、前述した通り「ご褒美グッズ」と「驚かせるためのグッズ」が必要になります。まずご褒美グッズについてですが、こちらはワンちゃんの好きなおやつやおもちゃなどを用意しましょう。
そして、噛んだ時など、問題行動を起こした際に驚かせる為のグッズについてですが、こちらは視覚的に不快感を与えるなら布や上着などをかぶせるのが有効で、聴覚的には石の入った缶を落とすなどして大きな音を出すと良いそうです。
さらに、臭覚を刺激するなら、少量の酢を水で薄めたスプレーを噴射する方法が有効で、味覚で不快を与えるなら、噛みつき防止剤を使って噛んだ時に苦みを感じるようにする方法が有効のようですね。
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このように、こういった様々な方法で、犬の問題行動は防ぐことが出来ますので、この中からご自身のワンちゃんに合ったものを(効果的なものを)選んで、使ってみましょう。
犬の噛み癖を手袋で対策!? 怪我をする前にきちんとしつけ!
さて、ではここからはいよいよ実践編です。まずは、ワンちゃんがどのような状況に噛んではいけないものを噛んでいるのかを把握しましょう。そして、その状況を再現します。
例えば、子犬の歯の生え変わりの時期なら、噛んでも良いおもちゃを一つ用意します。この時、スリッパやタオルなどの生活用品と同じものは使わないようにしましょう。(噛んでも良いかどうかの判断がしづらくなるそうです。)
そして、それ以外のものには噛みつき防止剤をふり、「噛む→苦い→噛みたくない」という状況を作ります。そこで、すかさず用意したおもちゃをあげると「あ、これは噛んでも良いんだ」ということが分かり、他の物への噛み癖がなくなるそうです。ちなみに、こちらが噛みつき防止剤です。
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話を戻しまして、この時「噛みつき防止剤=罰」となり、「おもちゃ=ご褒美」という図式が出来上がります。これを続けていると、そのうち噛みつき防止剤がなくても、自分で判断が出来るようになるようです。
その他にも、遊びがヒートアップして指を噛んだりする場合には、噛まれた瞬間に大げさに「痛いっ!」などと大きな声を出し、少しの間無視します。(遊んであげないことが罰となるそうです。)
そして、しばらくしてからまた遊び始め、もしまた噛まれたら同じように繰り返します。この行動を繰り返すことで、「指を噛むと大好きな遊びが出来なくなるんだ…」ということを理解し噛まなくなるそうです。
というようなことを、根気よく繰り返すことで、噛み癖を治してあげることが出来るようです。ちなみに、噛み癖がひどかったり、成犬になると噛む力が強すぎて素手では怪我をしてしまうという場合もあるかと思います。
そのような場合には、革の手袋やしつけ用の手袋なども売っているようなので、そちらをはめて、安全にしつけを行いましょう。
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ただし、しばらく続けてみてもなかなか治らないという場合には、病院やしつけ教室などに連れて行って、プロの指導を仰ぎましょう。ちなみに、子犬の内からしつけをすると、比較的治りやすいようですが、成犬になってからだと上手く出来ないこともあるようです。
犬の噛み癖についての記事‐終わりに‐
さて今回は、犬が噛む原因やその対策方法などについて見てきましたが、いかがでしたでしょうか? やはり犬を飼うからには、可愛がるだけではわがままな子に育ってしまうので、しっかりしつけをすることが大切ですよね。
それに、このしつけをしっかりとすることで、飼い主と犬との信頼関係などもキチンと教えることが出来るので、その後のワンちゃんの育て方も楽になるかと思います。犬は賢いですから、きちんと覚えてくれますしね(^^)
ということで、今回は以上となりますが、最後に動物病院の獣医さんが教えてくれる「愛犬の噛み癖を治す方法」の動画を見つけましたので、そちらをご紹介してこの記事を締めたいと思います。簡単に出来る3つの方法を分かりやすく解説してくれていますので是非御覧ください!(Youtube/フラワー動物病院チャンネルより)
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